猫好きの聖地「猫村」へ

台北近郊

みなさんこんにちは!台湾のメイメイです!
みなさんは台湾の「猫村」をご存じですか?
「なんか聞いたことある…」「確か猫がたくさんいる場所…?」と名前だけご存じの方、多いのではないでしょうか?

実は私の周りの欧米の留学生でさえも、” Cat Village”という愛称は知っているほど、台湾では有名な観光地なんです。

今回はそんな「猫村」こと「猴硐(ホウトン)」についてご紹介します!

※「猴硐」という地名はもともと台湾語(「Kau-tong ガウ-ドン」)で、中国語読みをする際には主に「ホウトン」と「ホウドン」の2種類の読み方があります。周りのお友達に聞いてみたところ「ホウトン」派が多かったので、今回は「ホウトン」と記述しました。


 

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猴硐(ホウトン)はどこにある?

まず猴硐のアクセス情報をお伝えします。
猴硐は台鐵の「猴硐」駅にあるため、台北駅から「區間車(チュージエンチャー)」という各駅停車の列車で1本、約1時間でアクセス可能です。

もし時間を節約したければ、台北駅から瑞芳(ルイフォン)駅まで「自強號(ズーチャンハオ)」または「普悠瑪號(プーヨウマーハオ)」という特急列車に乗り、瑞芳駅で區間車に乗り換えるのがおすすめです。瑞芳駅は九份の最寄り駅でもあるため、九份への道中・帰り道に猴硐を訪れる観光客もたくさんいます。

猴硐はなぜ「猫村」と呼ばれている?

ではなぜ、猴硐は「猫村」という愛称で親しまれているのでしょうか?
…それはやはり、猫がたくさんいるからです。
猴硐はもともと、台北最大規模を誇る炭鉱の地でした。しかし戦後、主要燃料が石炭から石油へ遷移した「エネルギー革命」をきっかけに、石炭の需要は大幅に低下しました。そして猴硐の街は衰退の一途を辿り、多くの人が村から去っていきました。その間に、もともとネズミ除けとして駆除されずに利用されていた猫が繁殖し、「猫村」の愛称で呼ばれるほどの数になったそうです。

改札を抜けてすぐに出会えました
ちょっと遠めから
ひょっこり猫ちゃんも
ナイスショット!
本当に村のあらゆるところにいます

猫村でできること

駅に降り立つとすぐに猫に出会えるほか、猫村という名前にふさわしく猫カフェもいくつかあります。猫好きのみなさんにはたまらない空間でしょう。しかし今回私がおすすめしたいのは、その可愛らしい街のイメージとはかけ離れた、炭鉱の村としての猴硐を知ることです。

駅を出ると正面に「猴硐遊客中心」という観光案内所が見えます。こちらでは猴硐の炭鉱のミニチュアや、当時の労働者の悲痛な叫びの展示を見ることができます。日本語訳があったかは鮮明でないのですが、展示の解説などには翻訳アプリが利用できるかと思います。
またこちらには猫グッズの販売カフェの併設もあるので観光にもおすすめです!

さらに駅から少し歩くと「猴硐礦坑休閒區」という、トロッコに乗って実際に炭鉱の中を探索したり、炭鉱で使われていた機械を体験したりできる場所があります。さらに、私は行き損ねてしまったのですが、駅から徒歩10分のところにも「猴硐礦工文史館」という資料館があり、かなり詳細に炭鉱の歴史を知ることができるようです。

「炭鉱」と聞くと私にとっては「歴史上の産業」という印象でしたが、当時の労働者の残した声に触れたことで、そのリアルさと、実はほんの数十年前の出来事であるという事実に気づかされました。非常に少ない給料のために身体を犠牲にし、毎日朝から晩まで日の当たらない場所で終わりのない労働をしなければいけない…そんな毎日を過ごしていた人たちがつい最近までこの地に大量にいたという驚きが、私が「猫村」という可愛らしい愛称を持つ村で抱いた最も大きな感情でした。

「猴硐遊客中心」
当時の労働環境の劣悪さ、危険さ、不公平さが書かれています。
 「猴硐礦坑休閒區」
トロッコの線路が見えます

猴硐グルメ

猴硐は実はとても小さい村なので、お店はそれほど多くありません。もしお腹が空いていれば、駅近くのお店で食べるのが良いでしょう。
前回私が猴硐を訪れた際に立ち寄ったのは、「阿蝦古早味麵店」という台湾料理のお店です。実は九份への道中だったため猴硐でご飯を食べるか迷っていたのですが、お店の人の熱意に負けて入店しました。それくらい、観光客慣れした愉快な店長さんで、中国語が分からなくても楽しく食事ができると思います。お店の人気メニューは「陽春麺(ヤンチュンミエン)」のようです。味も美味しかったです。

確か手前のものが陽春麵だったような…
奥の米粉(ビーフン)、手前のお肉も美味しかったです。

 

以上、今回は猫村として有名な猴硐についてお伝えしました!
猫好きの方には聖地とも言える場所であると同時に、台湾の歴史も学べる、実はとってもディープなスポットです。
さらに猴硐の位置する台湾北東部は、九份・十分・平溪など、ノスタルジックな風景で有名な観光地が多くあります。ぜひ事前に台鐵の時間を調べ、または便利なツアーを利用して、北東部の旅をお楽しみくださいね!それでは、再見~!


 

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