台湾の離島7選!週末は離島に行こう

台湾離島

台湾に住んでいると、気になってくるのが自分の住んでいるところ以外の地域のこと。
最近流行りなのは、台湾本島を一周する旅行「環島」。
ですが「台湾」は台湾本島だけで構成されているわけではありません。
フォルモサ島(台湾本島)の周りには、大きく分けて7つの離島があるのです。
台湾リピーターも意外と知らない7つの離島と台北からの行き方をご紹介します!

1.馬祖

(写真出典:台湾旅行 > 観光地ガイド > 観光スポット > 連江県(馬祖) > 馬祖国家風景区 交通部観光局

馬祖は台湾の最北部の島。台湾本島からより中国大陸からの距離の方が近く、海岸線からは中国大陸が見えることもあります。

名前の通り、台湾の馬祖(とても人気のある海の女神様)信仰の中心地でもあります。戦時に作られた遺構や資料館、また今でも使われている軍事基地があります。台北松山機場から馬祖南竿機場まで飛行機の定期便が出ていて、8時間ほどで行けます。

2.金門

(写真出典:台湾旅行 > 観光地ガイド > 観光スポット > 金門県 > 八二三戦史館 交通部観光局

中国アモイに近い島。台北からは飛行機で50分、アモイからは船で30分。海岸線からは天気が悪くてもアモイが見えます。軍事的な要所であったため、1994年になってから外国人観光客に解放されました。福建語を話す人も多い地域です。

3.澎湖

(写真出典:台湾旅行 > 観光地ガイド > 観光スポット > 澎湖県 > 雙心石滬 交通部観光局

澎湖は台湾南部の県、嘉義の対面にある島です。嘉義からは船で80分、台北の松山空港からなら飛行機で50分でアクセスできます。

こちらの島は前の二つの島とは違って台湾本島に近いので、のどかな雰囲気が漂っています。毎年夏には長期間花火大会をすることでも有名で、夏の時期は飛行機のチケットが取りづらくなるので注意が必要です。

4.小琉球

(画像出典:台湾旅行 > 観光地ガイド > 観光スポット > 屏東県 > 小琉球 交通部観光局

小琉球は高雄の対面にある島。高雄の先の海岸地域、屏東に行く途中で旅程に入れる人もいます。高雄の港から船で30分程度で行くことができます。

島の周囲は約13キロ、歩けば1時間50分くらいで島が一周できるような小さな島ですが、民宿を中心に宿泊施設も観光スポットも充実しています。年中暖かく、気温が20度を切る日は少ないんだとか。

5.龜山

(画像出典:台湾旅行 > 観光地ガイド > 観光スポット > 宜蘭県 > 亀山島 交通部観光局

亀山島は台北の東側、宜蘭県の近くにある周囲10kmほどの小さな島。清の時代から入植が開始され、日本統治期には小学校が建てられるなどしましたが、現在は保護の観点から無人島となっています。宿泊はできませんが、日帰りで遊びに行くことができます。

名前の由来はウミガメが見られるから…ではなく、島の形が遠目から見たカメに似ているから。そのカメの甲羅部分を登るトレッキングツアーなどが人気です。

6.綠島

(画像出典:台湾旅行 > 観光地ガイド > 観光スポット > 台東県 > 緑島 交通部観光局

緑島は台東から船で50分でアクセスできる、台湾東海岸の島。この島は台湾の白色テロの時代に政治犯とされた人たちの流刑地となったことで有名です。今ではその時代の刑務所が整備され、資料館として臨場感たっぷりに見学できるようになっています。その時代を記念した人権記念公園もあり、台湾の近代史に興味のある人は、重いテーマにはなりますが見学の価値があるでしょう。

もちろん、民宿も豊富で、イルカの群が見られるスポットもあり、南国リゾートらしい観光にも困りません。

7.蘭嶼

(画像出典:台湾旅行 > 観光地ガイド > 観光スポット > 台東県 > 蘭嶼 交通部観光局

今回紹介した離島の中では一番南側にあたるのがこの島、蘭嶼です。元は原住民が主に居住していた島なので、伝統的な地下に埋まった形の住居「地下屋」など、独自の文化も見ることができます。

アクセスはやや複雑で、台東からの船便は便数が少ないので、台東空港から一日六本の飛行機で行くのがおすすめです。
かなり搭乗人数の少ないプロペラの飛行機に乗る体験はなかなか貴重です。

路上にヤギがたくさんいるので、動物好きにもおすすめかもしれません。

まとめ

以上、台湾の主な離島7つを紹介してみました。一口に離島といっても、中国大陸にすごく近いものから、無人島、原住民文化の残る島など台湾の離島はバリエーション豊かです。

それぞれの離島に、それぞれのストーリー。全て巡れたら、台湾の新たな面を知ることができそうです。

そして何より嬉しいのは、どの離島も台北から半日もかからずにアクセスできるということ。
台湾留学中の人なら、授業が終わったら午後1番に出発して、その夜にはもう離島の民宿で星空を見上げている、なんてコースも夢じゃありません。

ただ、台風に巻き込まれて週明けの授業に遅れないようにだけは気をつけて。

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