台湾のお弁当文化

グルメ

こんにちは!台湾留学中のシャンシャンです。
私は、台湾に来てからほぼ毎日お弁当を買っています。家にはキッチンがないので、外で食べるか、テイクアウトかでお腹を満たしています。台湾では、自炊しない人も多いので、外食文化がとても発展しており、飽きずに暮らせています。
そんななかでも人気なのがお弁当です。主食、主菜、副菜を兼ね備えたお弁当は、美味しさの点でも、栄養の点でも、年代を問わず人気です。
そこで、今回は台湾で食べられているお弁当をいくつか紹介していきたいと思います!

台鐵便當

まずご紹介したいのが、台鐵便當(タイティエビエンダン)。これは、台湾の駅弁で、台北、台中、高雄、花蓮、台東の駅付近に販売店があります。台鉄、高鉄(新幹線)では飲食が許可されているので、駅で買ったお弁当を食べながら、景色を楽しみ、移動するのも、旅気分が上がっていいですよね!

國營臺灣鐵路股份有限公司

特に台湾らしいおすすめのお弁当が「排骨便當(パイグイビエンダン)」。
骨付きの豚バラ肉が豪快にごはんの上にのっていて、煮卵や野菜も添えられています。台湾ならではの味付けがかおるお肉とホッカホカのごはんの組み合わせが最強です。他にも、ジューシーな鶏肉の乗ったものやお肉や魚を使っていない素食(ベジタリアン)のお弁当などもあり、ついつい迷ってしまいます!
台湾の人にとって、お弁当は温かいものです。そのため、レストランでテイクアウトしたときのお弁当が温かいのはもちろん、駅弁も、学校にもっていったお弁当もホカホカになっています(学校には蒸し器が置いてあり、子どもたちはそこに自分のお弁当をいれておきます)。私も台湾で暮らしてから、やっぱりごはんは温かいのが一番だ!と思うようになりました。

学校のお弁当

私の通っている大学は、あまり大きくないので、コロナウィルスによる自粛期間中に学食が撤退してしまいました。そのため、学生たちは周辺のお店で食べるか、学校の購買でお昼ごはんを買います。
様々なお店が、お昼の時間に合わせて、購買にお弁当を並べます。そのため、種類も豊富で、一般的なお弁当から、ベジタリアン用やパスタ、水餃子なども置いてあります。

学生たちは好きなものを選んでレジに持っていきます

一般的なお弁当は、ご飯に、1つの主菜と3つほどの副菜が付いています。主菜は揚げ物であることが多いです。台湾は揚げ物メニュー多いですよね!(夜市や街なかでも頻繁に揚げ物料理を見かけます)

主菜の下にごはんが敷き詰められています

私の大学ではどれも65元(約300円)で売られています。この値段で、しっかりとお腹いっぱいになるボリュームなので、学生たちに大人気です。

自助餐

これは、好きなものを好きなだけとることのできるスタイルのお店。店内で食べることも、お持ち帰りすることもできるお店が多いです。日本だとあまりビュッフェスタイルのお弁当ってないですよね!台湾では、特に地元の人に人気で、お昼や夕方の時間帯はとても混みあっています。

主菜、副菜でコーナーが分けられています
左端には目玉焼きも見えますね!

私のお気に入りのお店

私が多いときは週5で通っているお店が、素食のお弁当屋さんです。家から10分ほどかかるので、若干距離はあるのですが、それでもダントツ安くて美味しいので、通っています。
お店は席がないので、みんな持ち帰りです。仕事終わりのお母さんが家族分買う姿や、夫婦の分を買っていくおじいさんの姿をよく見かけます。
私はベジタリアンではないのですが、それほどお肉が好きではなく、台湾に来てからは素食の選択肢がどこにでもあるので、よりお肉を食べなくなりました。台湾は大豆の加工食品(厚揚げ、油揚げ、豆包、豆干…)がとても豊富で、調理法もさまざまなので、お肉がなくても物足りなさを感じることはありません。

右下は麻婆豆腐、左下のおかずはきのこの天ぷらです
基本は白米なのですが、人気のあまりごはんが売り切れると、代わりに麺のお弁当となります

お弁当は台湾の人々にとって日常生活の一部となっています。旅行しているときは、なかなかお弁当を食べる機会がなかったり、お弁当の購入にハードルを感じたりしてしまうかもしれません。ですが、台湾の文化をより五感で楽しむためにも、ぜひ現地の人に混ざって台湾ローカルなお弁当を食べてみるのはいかがでしょうか?

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