【基隆 暖暖小館】基隆で一度は行くべき!市長も行きつけの台湾料理店

台北近郊

修行僧も思わず跳ねる“佛跳牆”|渡り蟹おこわ|すっぽんスープ

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暖暖滋味、十分幸福 (ほっこりとあたたかい味で、幸せに)

基隆で人気の台湾料理店【暖暖小館】を訪れると、まず「暖暖滋味、十分幸福(ほっこりとあたたかい味で、幸せに)」と書かれた額縁、そして「2020年人気台湾料理店」の楯やトロフィーなど、輝かしい功績の証が出迎えてくれます。

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基隆人、食海口 (基隆の人は、海の幸を食べる)

台湾には「基隆人、食海口(基隆の人は、海の幸を食べる)」という言葉があり、これは
“地の利を生かした生活をする” という意味を表しています。

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基隆市の林右昌市長は『市長的口袋食堂(市長の行きつけ食堂)』という、45店の基隆グルメを紹介する本を出版して話題となりました。その中で「一度は食べに行くべき。あらゆる美食が集まっている」と紹介されたのが、こちらの【暖暖小館】です。店の前身は【湖南小館】という湖南料理店。1997年にオープンし、2007年からは呉佳福氏がオーナーを継ぎ、息子の呉忠信氏が料理長を務めています。

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【暖暖小館】呉忠信料理長(画像提供/暖暖小館)

呉忠信料理長は台湾の八大有名シェフのもとで腕を磨いてきました。とくに台湾料理と湖南料理においては、その美味しさから多くの支持を集めており、その実力は店内に飾られた楯やトロフィーの数からもうかがうことができます。

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湖南料理は八大中華料理のひとつで、繊細な包丁さばきと味付けが必要とされ、蒸す・煮る・炒めるなどの調理法が中心となります。その見た目は色鮮やかで、奥深い味わいとバランスの良い酸味と辛さが特徴です。調味料は主に、唐辛子、ねぎ、にんにくなどが用いられます。

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【暖暖小館】は前述の通り、もともと湖南料理店でしたが、時代とともに台湾人の好みの変化に合わせて、台湾料理・四川料理・海鮮料理など、様々な料理を提供するようになりました。

看板メニュー|薬膳食材20種の特製スープ “暖暖の佛跳牆”          

基隆暖暖小館_9(画像出典/経済部商業司)

「佛跳牆(フォーティャオチァン)」は、身体に良いとされる薬膳食材20種(豚足、豚の腱、里芋、栗、椎茸、なまこ、きくらげ、筍、豚の胃袋、魚皮、スペアリブ、髪菜(海藻)、干し貝柱など)を使用し、食材のうまみを最大限に引き出すために2時間以上煮込んでから冷凍。ゲストの来店時間に合わせて再び煮込む、という手の込んだ調理方法で作られています。

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スープをすくうだけで華やかな香りがふわっと漂う、箸の止まらぬ美味しさの「佛跳牆」は、弾力ある食感の豚足、甘みが口いっぱいに広がる栗、ねっとりした食感の里芋、とろけるような魚皮、透き通った柔らかな筍など、厳選された素材の風味が何層にも重なって完成します。
【暖暖小館】の「佛跳牆」は、料理長によって食材の可能性が最大限に引き出されており、その身体に沁み渡るような味わいに、何杯でもおかわりをしたくなるはずです。

メイン料理|基隆の崁仔頂市場で仕入れた “渡り蟹のおこわ”

基隆暖暖小館_11(画像出典/経済部商業司)

「紅蟳蒸米糕(渡り蟹のおこわ)」で使用される渡り蟹は、地元「基隆崁仔頂市場」で仕入れた新鮮なものを使用。呉オーナーいわく「台北のレストランは、基隆からわざわざ取り寄せないといけません。当店のように、とびきり新鮮な魚介類は見かけませんよ」とのことでした。

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お米の一粒一粒にまで渡り蟹のうまみをたっぷり染み込ませ、丁寧に蒸されることで、もっちりとした上品な甘みのおこわに仕上がります。オーナーからも「秋冬の渡り蟹は身が詰まっていて、一年で一番美味しいですよ」と教えていただきました。

スープ料理|繊細な味わいの “鶏肉と豚肉入りのすっぽんスープ”

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台湾映画『總鋪師(邦題:祝宴!シェフ)』を観たことがある方は、「雞仔豬肚鱉燉湯(鶏肉と豚肉入りのすっぽんスープ)」という古典メニューに見覚えがあるのではないでしょうか。その時間を要する複雑な調理工程からも、料理長のレベルの高さがうかがえます。

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【暖暖小館】の「鶏肉と豚肉入りのすっぽんスープ」は生薬が配合された薬膳スープです。厚みと弾力にこだわった豚の胃袋の中に、鶏肉とすっぽんの身肉を詰め、三位一体にまとめられた食材を2時間ほどかけてじっくりと煮込めば、スープの完成となります。

オーナーが豚の胃袋にナイフを入れると、香りがテーブルに広がります。鶏肉はしっとりと柔らかく、また豚の胃袋は臭みもなく、その歯ごたえを楽しめます。きめの細かい肉質のすっぽんはタンパク質やビタミンといった栄養素を豊富に含んでいるので、身体に不足しがちな栄養素を補ってくれます。さらに、とろみのあるスープにはコラーゲンが豊富に含まれていて、自然な甘さとまろやかな滋味を味わうことができます。

基隆暖暖小館_173種の食材が器いっぱいに盛られた薬膳スープ(画像出典/経済部商業司)

基隆グルメに贈られる「基隆漁師鍋」賞を受賞

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【暖暖小館】が基隆に店を構えて20年以上。経営のバトンは二代目に引き継がれています。
料理に情熱を注ぐ呉一家は、新鮮な食材にこだわった台湾料理や湖南料理の追求を絶やさないだけでなく、その新しい創作海鮮メニューは、基隆の名物グルメの1つにもなっています。
数ある台湾料理店の中でもコストパフォーマンスの良いお店ですので、基隆観光の際は、街や港の散策だけでなく、ぜひ【暖暖小館】に立ち寄ってはみてはいかがでしょうか。

店舗情報

基隆 暖暖小館
住所:基隆市暖暖区暖暖街159号
電話:(02) 2458-8106
Facebook暖暖小館(ご予約、事前注文をおすすめします)
営業時間:11:00 – 14:00,17:00 – 21:00
定休日:木曜日

基隆暖暖小館_19(画像出典/DENNIS MOK)

アクセス

電車をご利用の場合:台湾鉄道(台鐵)「暖暖」駅下車、徒歩約8分
 車をご利用の場合:駐車場あり。店舗の斜め向かい「東昇水電行」の右横に7台分あり。
(必ず右側の区画にお停めください。下画像を参照。)

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出典:生活譜記Youput

youputライター/魏鈺芝

youput編集担当/王琳

参考資料:《2020經典臺菜餐廳入選店家推薦手冊》

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