台北観光をたっぷり楽しみたいけれど、交通費や入場料が気になる……そんな方におすすめしたいのが『台北無限周遊パス(Taipei FunPASS 無限パス)』。

台北市内のMRTや市バス、台湾好行バスなど公共交通が乗り放題なうえ、台北101展望台や故宮博物院、九份や猫空ロープウェイなど人気スポットの入場・体験料までセットに。
3日券をうまく使えば、通常の旅行費用から最大70%も節約できるといわれています。
ここでは、「3日券」を使ってお得に台北を楽しめる初心者向けの節約モデルプランを、時間配分や交通手段も含めて詳しくまとめてみました!
『台北無限周遊パス(Taipei FunPASS 無限パス)』とは?
1枚で台北を満喫!Taipei FunPASS で無限の魅力をアンロック(Fontrip Taiwan)
台北観光を思いきり楽しみたい人にぴったりの 交通+観光スポットのフリーパス です。
■有効期間:1日/2日/3日
■価格:1日5950円/2日7803円/3日9229円(KKdayの販売価格)
▶KKdayでの購入がお得!
■購入場所:桃園空港MRTのカウンター、台北駅の窓口、大手旅行サイトなど
■使える内容:
・交通機関が乗り放題
台北MRT(地下鉄)全線/市区バス/台鉄の台北市内区間
・観光スポットの入場券や体験・グルメなどが無料
▶詳しくはこちら
台北3日間おすすめモデルプラン
1日目:台北の定番スポットを巡る!

09:00 台北101展望台
MRT淡水信義線「台北101/世貿駅」より、まずは台北の象徴『台北101』へ。高さ508m、かつて世界一を誇った超高層ビルの展望台からは、台北の街並みが一望できます。朝一番に訪れると混雑も少なく、澄んだ空気のなかで遠くの山々まで見渡せます。
【入場料2700円→無料】

10:30 士林官邸
MRT淡水信義線「士林駅」から徒歩7分。蒋介石夫妻が暮らした邸宅で、美しい洋風庭園と温室の蘭が見どころ。本邸である「正館」の内部見学、バラ園、中国式の庭園、西洋式の庭園、蒋家が礼拝した凱歌堂など。秋には有名な菊花展も開催されます。
【入場料450円→無料】

12:00 士林周辺で食べ歩き
夜市といえば夕方からのイメージですが、士林駅周辺には昼営業の屋台や食堂も多くあります。
『士林市場』の地下にあるフードコートは、いろんなものを少しずつ食べたい方におすすめです。
『華栄市場』はローカルな市場で、朝からお昼頃まで賑わっており、地元の人々が利用する活気のある雰囲気を体験できます。胡椒餅や大鶏排など、B級グルメを少しずつ味わえばお腹も満足。安くて種類豊富な屋台飯は節約旅行の強い味方です。

14:00 国立故宮博物院
「士林駅」より路線バス(「紅30」「815」「304」など)に乗車し、約15分「故宮博物院」バス停で下車すぐ。
『台北無限周遊パス(Taipei FunPASS 無限パス)』を使えばMRT だけでなくバスも無料です。
『国立故宮博物院』は台湾随一の文化施設。世界四大博物館のひとつに数えられ、70万点以上の収蔵品を誇ります。その多くは中国歴代王朝の宮廷から運ばれてきたもので、翠玉白菜や肉形石など有名な収蔵品は必見です。清朝の至宝を含む絵画・陶磁器・玉器・青銅器などが時代ごとに展示されています。広大な展示室を回るので、2時間以上の滞在を見込むのがおすすめです。また、展示品は数か月ごとに入れ替えが行われるため、何度訪れても新しい発見があるのも魅力です。館内にはミュージアムショップがあり、ここでし買えない限定グッズも揃います。
【入場料1575円→無料】

17:30 西門町でショッピング&散策
MRTで「士林駅」より「西門駅」へ移動。若者文化の発信地で、カフェやショップが並ぶにぎやかな繁華街です。
夜遅くまで空いているファッション雑貨やお土産ショップも豊富にあり、B級グルメの魯肉飯や、かき氷なども楽しめます。
特典のマグカップもゲット!

『台北無限周遊パス(Taipei FunPASS 無限パス)』の特典「龍虎夜市カップ」もここでゲットしよう!
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【マグカップ1575円→無料】
天気が良ければ『寧夏夜市』『南機場夜市』などでグルメを堪能するもよし、疲れたらマッサージや占い、夜のショッピングでお土産を早めにゲットするもよし。思う存分、台北の街を楽しみましょう!
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2日目:九份と平渓でノスタルジックな小旅行

08:00 九份の老街散策
台北から台湾好行バス(無料)で約1時間。赤提灯が並ぶレトロな街並みと海を望む景色で有名な観光地です。映画『千と千尋の神隠し』の舞台を思わせる雰囲気に、多くの旅行者が心を奪われます。

さらに、九份老街では「赤提灯祈願」や人気店「九份阿婆芋圓」での芋団子スイーツ体験が1回ずつ無料で利用可能。『九份』へ来たら食べない人はいない!というほど人気のタロイモ団子はもっちり食感と優しい甘さが魅力です。季節や気分に合わせて温・冷も選ぶことができます。
【赤提灯祈願1125円→無料】
【九份阿婆芋圓225円→無料】

12:00 平渓線に乗って十分へ。スカイランタン体験
九份老街からは、バス(基隆客運「788」「1062」など)で「瑞芳駅」に戻り(所要約15〜20分)、台鉄平渓線に乗車。レトロな列車で山間部を抜ける小旅行は、乗り放題券がついているパスで気軽に楽しめます。
【台鉄平渓線1日周遊チケット400円→無料】
「十分駅」で下車し、願い事を書いた「スカイランタン」を夜空へ放つ体験を。日本ではなかなかできない幻想的なアクティビティです。十分老街 は台湾郷愁を感じられる小さな通りです。線路沿いにお土産店や屋台が並び台湾グルメも楽しめるためランチにも困りません。歩くだけでもノスタルジックな雰囲気を満喫できます。
【ランタン体験900円→無料】

14:30 菁桐駅へ足を伸ばす
時間があれば終点「菁桐駅」まで行くのもおすすめ。古い炭鉱街の風情が残り、線路沿いの竹筒祈願がフォトジェニックです。『電子天燈館』は、台湾新北市の菁桐駅にある、巨大なデジタルランタン型の建物で、天燈の文化を紹介し、LEDで願い事を書く体験もできます。毎時、ライトアップショーが行われます。
【電子点灯券900円→無料】

17:00 永康街や東門市場で夕食
台北市内へ戻り、人気のグルメエリア「東門駅」から徒歩圏の『永康街』で夕食を楽しみましょう。ここは小籠包や台湾家庭料理の名店が集まり、旅行者にも地元の人にも愛される美食スポットです。
定番は小籠包で有名な 「鼎泰豊(ディンタイフォン)」本店。皮の薄さと肉汁あふれるスープは格別で、台北に来たなら一度は味わいたい逸品です。行列必至ですが、並ぶ価値あり。
もう少しカジュアルに楽しみたいなら、地元客にも人気の 「金鶏園」 がおすすめ。小籠包や焼き餃子をリーズナブルに味わえ、気取らず入れる雰囲気が魅力です。
台湾らしい家庭料理を堪能するなら、「高記」も外せません。魯肉飯や炒め物など、伝統の味を落ち着いた店内で楽しめます。複数人でシェアすれば、より多彩な料理を味わえます。食後はマンゴーかき氷の名店 「思慕昔(スムージー)」 でデザートを楽しむのもおすすめ。
『永康街』は夜も活気があり、観光とグルメを両方満喫できる、台北旅行の締めくくりにぴったりのエリアです。屋台飯がどうしても多くなりがちな台湾ですが、小籠包の名店や台湾家庭料理のレストランに入り、腰を下ろしてゆっくりと美味しい台湾グルメを味わうのもまた台湾旅の醍醐味です。
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3日目:自然と文化を思いっきり楽しむ!

9:00 猫空ロープウェイ&小封茶体験
台北MRT文湖線の終点駅「台北市動物園駅」からロープウェイで山の上『猫空』へ。全長4kmを超えるロープウェイは約20〜30分の空中散歩。
また、山頂の猫空エリアは古くからの茶どころ。観光客には「お茶を味わうだけでなく、実際に淹れてみる体験」が人気です。その代表が「小封茶体験」。伝統的な茶器を使い、スタッフの説明を受けながら自分の手でお茶を淹れることができます。急須の温め方、茶葉の蒸らし方、香りの立て方など、普段はなかなか触れる機会のない台湾茶の所作を学べるのが特徴。

体験で淹れたお茶はその場でゆっくり味わえ、ほっと一息つけるひととき。さらに、茶器や茶葉は記念として持ち帰れるため、旅の思い出にもなります。猫空の爽やかな風を感じながら、自分で淹れた一杯を楽しむ時間は、ほかの観光では得られない特別な体験になるでしょう。
▶猫空で食べられる台湾茶料理を紹介
なんと『台北無限周遊パス』には、この猫空ロープウェイの往復2回分乗車券に加え、茶器を使った「小封茶体験」のチケットまでセットになっています。天気さえ良ければ、台北旅行で必ず訪れたいスポットのひとつです!
【猫空ロープウェイ1516円→無料】
【小封茶体験1125円→無料】

13:00 袖珍博物館or台北児童新楽園
◆大人の旅行なら袖珍博物館へ。
MRT松山新店線「松江南京駅」から徒歩10分ほどにある『袖珍博物館』は、「小さな芸術の殿堂」と呼ばれるミニチュア専門美術館で、欧米の古典邸宅から台湾の生活風景まで、精巧な模型が展示されています。まるで人形になったようなスケール感に圧倒され、写真好きにもおすすめ。室内施設なので天候に左右されないのも安心ポイントです。
【入園券1125円→無料】
◆家族旅行なら台北児童新楽園へ。
MRT淡水信義線「圓山駅」からバスでアクセスできる大型遊園地で、ジェットコースターや観覧車、メリーゴーランドなど多彩なアトラクションが勢ぞろい。『台北無限周遊パス』には入園券とアトラクション4回分の利用チケットが含まれているため、子ども連れでも追加料金を気にせず楽しめます。規模はコンパクトながらも清潔で利用しやすく、小さなお子様の“初めての遊園地”体験にもぴったり。
【入園券とアトラクション4回分675円→無料】

15:00 台北市立美術館 & 台北流行音楽中心
◆アートに触れるなら台北市立美術館
同じくMRT「圓山駅」近くに位置する台北市立美術館。台湾現代美術の拠点であり、広々とした館内には絵画、彫刻、インスタレーションなど多彩な展示が並びます。特に現代アートや台湾作家の作品に触れたい方には外せないスポット。展示は定期的に入れ替わるので、リピーターでも常に新しい発見があります。
【入園券135円→無料】
◆音楽に触れるなら台北流行音楽中心
台北の音楽シーンを体感したいなら『台北流行音楽中心』へ。最寄りはMRT板南線の終点「南港駅」で、美しい近未来的な建築が目印です。展示エリアでは台湾ポップスの歴史や有名アーティストの資料を見学でき、夜は大型ホールでのライブやイベントも開催。アートと音楽、両方のカルチャーに浸れる贅沢な時間を過ごせます。
【 入園券1575円→無料】

17:00 迪化街・大稲埕でおみやげ探し
旅の締めくくりには、ノスタルジックな雰囲気が漂う迪化街・大稲埕へ。清代から続く問屋街で、今も漢方薬、乾物、茶葉、ドライフルーツを扱う老舗商店が軒を連ねます。お土産選びなら、香り高い台湾茶やナッツ、地元ブランドのパイナップルケーキが定番。
近年は赤レンガ建築をリノベーションしたカフェや雑貨店も増え、古さと新しさが同居する独特の空気感が魅力です。夕暮れ時に歩けばレトロな街並みがさらに情緒を増し、写真撮影にもぴったり。散策の途中で台湾茶カフェに立ち寄り、旅を振り返る時間を持つのもおすすめです。
▶迪化街についておすすめスポット&グルメを紹介した記事も合わせてご覧ください。
節約ポイントまとめ

★交通費ゼロ
MRT・市バス・台湾好行・平渓線が乗り放題。1日数百元の節約に。
★入場料がすべて込み
台北101、故宮博物館、猫空ロープウェイ、文化体験など人気スポットの入場料や体験・グルメも無料に。
★追加特典も豊富
ギフトバッグや龍虎夜市カップなど、旅の記念品も無料◎
★タイムロスなし
チケット購入の列に並ぶ必要がなく、スムーズに観光できる!
▶ 無料で利用できる施設とサービス一覧はこちら
※金額換算:公式HPの各種価格一覧を参照しています。
『台北無限周遊パス(Taipei FunPASS 無限パス)』(3日券)は、定番観光から郊外小旅行までを1枚で網羅できる最強チケット。個別に支払えば高額になる体験や入場料がすべて含まれているので、旅費を節約しながら内容を充実させたい人にぴったりです。
はじめての台湾旅行でも安心して使え、時間もお金も効率よく活用できます。
3日間で台北をすみずみまで楽しみ、心もお財布も満足の旅を叶えてみてくださいね!

■Fun PASS TAIPEI公式HP
https://funpass.travel.taipei/
記事執筆:加賀ま波 (MAHA)
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筆者プロフィール

加賀ま波(MAHA)
台湾大好きライター│ハンドメイド作家
著書に『台湾を自動車で巡る。台湾レンタカー利用完全ガイド』(なりなれ社/KKday・budget協賛)、『慢慢來 あの日の台湾210days』(想創台湾)がある。
2011年、はじめての台湾旅行中に東日本大震災が発生。台湾から見た日本の情景と、自分自身の台湾への無知さとの乖離に違和感を感じ「台湾をもっと知りたい」と思うようになる。同年、嘉義県大林のボランティア活動に参加し、台湾人の温かいおもてなしとキテレツな文化に触れ、帰国後もずっと台湾のことが頭から離れなくなる。その後も渡台を繰り返し、2021年のコロナ禍にワーキングホリデーと留学の夢を叶える。
現在は、美麗(メイリー)!台湾の専属ライターとして、取材執筆、SNS運営、イベント運営などを担当。個人の活動では「想創Taiwan」というブランドを展開、原住民レースなどでオリジナル雑貨を創作し日本各地の台湾関連イベントで販売中。HP・通販/Instagram