台湾・台北には、古くから信仰を集める寺院や、的中率が高いと評判の占いスポットが点在しています。特に「龍山寺」(ロンシャンスー)は、地元の人々だけでなく観光客にも大人気のパワースポットです。今回は、龍山寺の魅力と訪問時のポイント、周辺のおすすめスポットをご紹介します。
龍山寺:台北最強のパワースポット
龍山寺は、1738年に創建された台北で最も歴史ある寺院の一つです。観音菩薩を主神としながら、仏教、道教、儒教の三大宗教を含み、合わせて百余りの神様を祀っています。第二次世界大戦中の空襲でも本尊が無傷だったことから、強い霊験があると信じられています。
参拝の手順
- 山門をくぐり、右側の龍門から敷居をまたいで左足から入ります。
- まずは入って右側の売店でお線香をもらいます。御供物の購入やお賽銭することもできます。
- 火のついたお線香をも持ち、三川殿(前殿)に対して三拝(3回お辞儀)します。お辞儀をしながら、名前、生年月日、現住所を伝えます。
- お線香を持ったまま、続いて本殿、後殿に向かい、同様に三拝ずつお参りします。
- 最後に本殿に戻り、香炉にお線香を指します。

台湾式おみくじの引き方
龍山寺では、擲杯(台湾語:ポアポエ)という赤い半月形の木片を使ったおみくじができます。台湾のおみくじの特徴は、まず神様におみくじを引いてよいか確認すること。表と裏の組み合わせが出た場合にのみ、おみくじを引くことが許されるのです。それでは、具体的にやり方を説明します。
① 前殿の三宝仏の前で、自分の住所・氏名・生年月日・職業などを名乗り、聞きたいことを口に出した後で、おみくじを引いてよいか神様に伺います。
② 2つ1組の赤い三日月型の木片(=ポエ)を投げ、表と裏の組み合わせ(聖杯)が出るまで繰り返し投げます。もし3回連続で表裏の組み合わせが出ない場合は、質問を変えましょう。

③ 数字が書かれた細長い棒状のくじがあるので、その中から1本引きます。番号を確認したら、もう一度その番号でいいのかを神様に聞くため、ポエを投げます。表と裏の組み合わせが出たら、その番号のおみくじを引出所で受け取ります。出なければ、再度くじを引き、同様にポエを投げ確認します。
④ おみくじの内容が書かれた紙が入った引き出しにて、引き当てたくじの番号に対応する紙をもらいます。境内の「解籤処」では、中国語でおみくじの内容について説明を受けることができます。
お土産にもできる!龍山寺のお守り
お寺の中にあるお店では、願い事に合わせて様々なお守りを取り揃えています。
各お守りに番号が振ってあるので、その番号を店員さんに直接伝えるまたは紙に書いて渡します。お守りのデザインや書いてある言葉は日本のものと異なるので、ぜひ思い出の品として購入するのはいかがでしょう?
龍山寺周辺のおすすめグルメ&カフェスポット
龍山寺を参拝した後は、周辺のローカルグルメやカフェでひと休みしながら台北の下町の雰囲気を味わいませんか?
ここでは 龍山寺から徒歩圏内で行けるおすすめグルメとカフェ をご紹介します。
【周記肉粥店】
地元の人にも愛されている老舗。特に朝ごはんとして食べにくる人が多く、定番メニューはあっさりしつつも旨味たっぷりのお粥とサクッと揚がった肉汁たっぷりの豚肉の唐揚げです。
- アクセス:龍山寺駅から徒歩5分
- ポイント:リーズナブルかつ様々な小皿を楽しめる!
【星巴克 艋舺門市(Starbucks Coffee)】


日本統治時代に建設されたレトロな邸宅をリノベした、スターバックスの特別店です。窓から光がよく入るようになっており、歴史ある建物全体から、穏やかな安らぎを与えてもらえる空間です。
- アクセス:龍山寺駅から徒歩8分
ポイント:歴史を感じる建物で、台湾限定・季節限定のスターバックスメニューを!
【華西街観光夜市】
夜に訪れる人にぴったりなのが龍山寺の近くにある夜市。コロナ前はかなりディープな夜市だったのですが、最近は少しずつ変わっているようです。
※路地裏など治安があまり良くないと言われている場所もあるので、気をつけてください!
- アクセス:龍山寺駅から徒歩3分
ポイント:夜市散策を兼ねて食べ歩きがおすすめ
<ミシュラン・ビブグルマン獲得店>
ー小王煮瓜:魯肉飯の老舗!しいたけ入りが人気

ー源芳刈包:台湾式ハンバーガーと言われている「刈包(グアバオ)」の名店!

龍山寺で心もお腹もいっぱいに!
龍山寺はすでに、台湾旅行において定番の観光スポットの一つ。だけど、楽しみ方は人それぞれ。
この記事の情報をもとに、皆さんに、よりディープに、より運気が高まるように、楽しんでもらえたら嬉しいです。
(リンクのない写真はメイリーの過去記事より引用)