新北メトロ三鶯線でさらに便利に!台北からたった30分、鶯歌・三峡のアートな街めぐり

台湾全土

台湾・新北市に新北MRT(メトロ)三鶯線が、2026年6月30日に開通しました。全長14.29㎞、全12駅を結ぶ路線で、台北市に隣接する新北市の土城・三峡・鶯歌エリアを結びます。

陶芸の町として知られる鶯歌(インガー)、歴史ある街並みが残る三峡(サンシャー)は、アートやレトロな雰囲気を楽しめるエリアです。新路線の開通により、足を延ばしやすくなりました。

今回は、台北から気軽に楽しめる鶯歌・三峡のおすすめスポットをご紹介します。

新北メトロ三鶯線の基本情報

新北MRT(メトロ)三鶯線は、2026年6月30日に開通した路線です。新北市土城区の頂埔から三峡区を経て鶯歌区までを結び、全長約14.3km、全12駅で構成されています。台北MRT板南線(台北メトロブルーライン)の頂埔(ディンブー)駅と接続しているため、台北市内からも乗り換え1回でアクセス可能です。

台湾鉄道を利用することもでき、台北駅から鶯歌駅までは約20〜30分で到着します。
三鶯線の開通により、MRTだけで三峡・鶯歌エリアへアクセスできるようになり、これまでバス利用が中心だった三峡方面へも足を延ばしやすくなりました。台北市内から三峡・鶯歌エリアまでの移動時間は最大約20分短縮され、レトロな街並みのある鶯歌老街(インガーラオジエ)や三峡老街(サンシャーラオジエ)美術館、博物館などをより巡りやすくなっています。 

2026年6月30日から8月31日までは試験運行期間となっており、交通系電子マネーを利用する乗客を対象に無料乗車キャンペーンも実施中。毎日10:00〜20:00の間、悠遊卡(悠遊カード)・一卡通など(iPASS)交通系ICカードを利用すると無料で乗車できます。ICカードを持っていない場合は、通常どおり一回券の購入が必要です。

新北捷運HP「三鶯線」https://www.ntmetro.com.tw/basic/?node=10154

鶯歌で見つける、陶芸の魅力

鶯歌老街は、約200年の歴史を持つ台湾有数の陶芸の街です。レトロな街並みが続く通りには陶器店や工房が立ち並び、陶芸文化に触れながら街歩きを楽しむことができます。お気に入りのお皿を見つけたり、陶芸体験で思い出を残してみてはいかがでしょうか。台湾鉄道鶯歌駅から徒歩約10分、新北メトロ陶瓷老街駅から徒歩約5分でアクセスできます。

至る所にアートの街らしいモニュメントやオブジェがあります
陶器店や雑貨店の並ぶ、落ち着いた街並み

鶯歌陶瓷博物館は、台湾の陶芸文化をテーマにした博物館です。館内では、陶芸の歴史や制作技術を学べる常設展示のほか、国内外の陶芸作家による企画展も開催されています。開放感のある建築も魅力で、陶芸文化を気軽に楽しめる人気スポットです。

鶯歌陶瓷博物館
住所:新北市鶯歌区文化路200號
営業時間:月曜日から金曜日9:30~17:00、土曜日・日曜日9:30~18:00
入場料:80元

鶯歌陶瓷博物館
陶器で作られたさまざまな作品が展示されています

レトロな街並みと名物グルメを楽しむ、三峡老街の街歩き

三峡老街は、レンガ造りのレトロな街並みが人気スポットです。廟や昔ながらの商店、カフェが立ち並び、名物グルメを味わいながらゆったりと街歩きを楽しむことができます。近くに流れる川や緑豊かな景色など、のどかな雰囲気も魅力のひとつです。新北メトロ臺北大學から徒歩約10分でアクセスできます。

三峡老街
穏やかな街の中にはくつろぐねこちゃんの姿も

三峡を代表するグルメといえば、金牛角(ジンニョウジャオ)。
牛の角のような形をしたパンで、外側はプレッツェルのように歯ごたえがあり、内側はクロワッサンのような層になった生地が特徴です。老街には数多くの専門店が並び、プレーンをはじめ、さまざまなフレーバーやアイスを挟んだものなど、お店ごとの味を楽しむことができます。

原味(ユエンウェイ/プレーン)の金牛角
牛のキャラクターが可愛い、金牛角の人気店「金三峡」

三峡老街の近くに位置する清水祖師廟は、1769年に創建された歴史ある廟です。中国・福建省から台湾へ移り住んだ人々が持ち込んだ「清水祖師」を祀っています。これまでに地震や火災などで被害を受け、そのたびに再建が行われてきました。精巧な石彫や木彫、装飾の美しさで知られ、台湾を代表する寺廟建築のひとつとして高く評価されています。

新北市觀光旅遊網「清水祖師廟」https://newtaipei.travel/ja/attractions/detail/111711

アートと文化に出会う、博物館・美術館巡り 

鶯歌・三峡エリアには、美術館や文化施設も充実しています。客家文化や現代アートに触れながら、新北ならではの歴史や文化を知ることができます。 

三峡は、古くから客家(ハッカ)の歴史や文化が残る街です。客家の人々は、明朝末期から清朝初期にかけて福建省や広東省から台湾へ渡り、各地で農耕を営みながら独自の文化を育んできました。現在も台湾の人口の約2割を占めており、文化が受け継がれています。

新北市客家文化園區」は、客家文化をテーマにした複合式文化施設です。客家の伝統的な暮らしや歴史を辿ることのできる映像資料コーナーや、客家の音楽や芸術などについて展示されています。入場無料で気軽に立ち寄れるスポットです。 

新北メトロ臺北大學駅からは、981番バスまたはレンタサイクル「YouBike」で約5分です。台湾鉄道を利用する場合は、鶯歌駅から917・731・981番バスに乗車します。 また、台北メトロ板南線の永寧駅新埔駅など、さまざまなエリアからもバスを利用したアクセスが可能です。

新北市客家文化園區
住所:新北市三峽区隆恩街239號
営業時間:月曜日から金曜日 09:00~17:00、土曜日・日曜日9:00~18:00
定休日:毎月第1月曜日(祝日の場合は翌週月曜日休館)
入場料:無料

新北市客家文化園區
客家の伝統的な布や衣類を紹介する展示

2025年4月に開館した「新北市美術館」は、鶯歌の陶磁器文化や川辺の自然豊かな風景をつなぎ、芸術文化の発展を支える拠点です。新北市で活動するアーティストや学校と連携したプロジェクトやワークショップなど、多彩な取り組みが行われています。

期間ごとに、国内外のアーティストによる多彩な展示を楽しむことができます。 鶯歌駅の目の前に位置するため、他のエリアへの観光ともあわせて立ち寄りやすいスポットです。

新北市美術館
住所:新北市鶯歌區館前路300號
営業時間:10:00~17:30(休日は10:00~18:00)
定休日:月曜日
入場料:100元

新北市觀光旅遊網「新北市美術館」https://newtaipei.travel/ja/attractions/detail/403666

三鶯線で見つける、新北の魅力

観光に便利な台湾北部には、アートや歴史、雄大な自然など、さまざまな個性のあふれる街が広がっています。新北メトロ三鶯線の開通によって、鶯歌や三峡エリアへもさらに足を運びやすくなりました。

台北から少し離れて、陶芸文化やレトロな街並みに触れる街歩きへ。ゆったりとした時間を過ごしながら、台湾の新たな魅力を見つけてみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました