最近、旅行のトレンドとして注目されているのが「体験型観光」です。
観光スポットを訪れたり、ローカルグルメを食べたりするだけでなく、その地の人々と交流しながら、文化や自然、生活などを実際に体験し、「経験」としての思い出にする観光の形を指しています。
旅行中に体験できることは色々あるのですが、その一つがその地の食文化を学び、作り出す料理教室です。天気に左右されませんし、日本に帰ってからも活かすことができる時間となります。美味しいごはんを食べ、レシピを学べるうえ、消費しているだけでは気づくことのできない台湾文化に触れることができます。
ちょっと勇気がいるかもしれませんが、台湾料理教室への参加はきっとかけがえのない思い出になります。この記事では、具体的にどんな料理がつくれるのか、どんな料理教室があるのか、参加するときのポイントなどを詳しく紹介していきます。
台湾の料理教室では何が作れる?
台湾の料理教室では、日本人にも馴染みのある定番の台湾グルメから、台湾スイーツや家庭料理までさまざまな料理を学ぶことができます。
特に、旅行者向けの料理教室では、気軽に参加でき、数時間で完成するものが多く、料理初心者の方でも挑戦しやすいものとなっているのが一番の特徴です。
ここでは、台湾の料理教室で、特に人気なメニューをいくつか挙げてみます。
小籠包
台湾の外国人観光客や外国人在住者に最も人気なのが小籠包づくりです。
小籠包の生地作りから餡の比率、包み方など丁寧に学ぶことができます。自分で作った、蒸したての小籠包は一流レストランとはまた違った美味しさがあります。
牛肉麺
台湾の定番グルメである牛肉麺を学べる料理教室もいくつかあります。
牛肉麺特有の濃厚なスープやホロホロに煮込まれたお肉は、日本のラーメンとはまた大きく異なるため、その背景にある作り方に興味をもっている方も多いのではないでしょうか。
パイナップルケーキ
台湾土産の定番として知られるパイナップルケーキは、作るという体験も人気です。
パイナップルケーキの生地はお店によって異なるのですが、焼きたてのバターの香りや、できたてのパイナップル餡の甘酸っぱさは料理教室ならではです。
完成したパイナップルケーキは持ち帰れることが多いため、特別なお土産の一つにもなりますね。
台湾の料理教室を選ぶポイント
台湾には料理教室が数多くありますが、教室ごとにそれぞれの特色があります。
「楽しみにしていたのに、想像と違った……」とならないためにも、教室を選ぶ際のポイントがあります。
日本語対応はある?
旅行者をターゲットとしている料理教室は、多くの場合英語で対応しています。流暢な中国語や英語ができなくても、簡単な英語で説明したり、ジェスチャーを交えたりしながら教えてくれるので、ちょっとした挑戦にぴったりです。
ただ中国語や英語に自信がない方や、初めての海外の料理教室で緊張される方は、日本語対応している料理教室を選ぶと安心です。日本語対応の有無は教室によって異なるので、事前にホームページや過去に参加した方の口コミを確認するのがおすすめです。
一人で参加できる?
多くの料理教室は一人で全然参加できます!
実際に参加してみると、一人で参加している方が意外と多いことに気づきます。料理をしながら先生や参加者と自然に会話が生まれるため、一人旅の気分転換にもなるかもしれません。
それでも不安な方は、料理教室のホームページを確認し、「一人参加歓迎」というような言葉があるかどうか、クラスの規模がどれくらいかを確認するのがおすすめです。
子ども連れでも大丈夫?
親子向けのクラスを開講している料理教室もあるので、そういった場所を選ぶといいと思います。複雑なレシピが子どもも理解できるように簡潔化されていたり、火や包丁を使う工程が工夫されていたりするので、安心して参加できます。
大規模校でなければ、事前に子どもがいることを伝え、相談したり、個人レッスンをお願いしたりすることもできます。
台湾でおすすめの料理教室4選
Cookinn TAIWAN
2018年に開講し、英語、日本語、中国語対応している料理教室です。これまで35,000人以上に教えてきた実績があり、学べる料理もクラスごとにさまざまなものが準備されています。
季節によっては、なんとちまきや月餅も学べます!
最も人気なクラスは、小籠包、牛肉面、副菜、タピオカミルクティーの4品を3時間で学べるクラス。

引用:公式Facebook
曜日と時間によってクラスは決まっているので、自分の旅行プランに合わせて、ホームページを確認してみてください。
子どもも参加できるので、家族連れの方にもおすすめです。
hoja kitchen
日本への留学経験があり、台湾料理のレシピ本も出版しているペギー先生の料理教室です。
すべて日本語・英語で行われ、台湾の家庭料理を学ぶことができます。
この教室の一番の特徴は、伝統的な市場での買い物から一緒に行けること。ローカルな生活に触れながら食材を買うと、キッチンに移動し、季節に合わせた料理作りが始まります。
過去には、「刈包(グアバオ)」という台湾バーガーや台湾の朝ごはんに定番な「鹹豆漿(シェントウジャン)」などの回があったようです
少人数で開催されるため、料理をしながら、ごはんを食べながら、台湾の食文化についてたくさん学ぶことができます。
台湾についてより深く知りたい方におすすめの教室です。
郷菜Shiang Tsai
宜蘭にある1日プラン(9:30 ~ 14:30)の料理教室です。
宜蘭といえども、台北からアクセスしやすいですし、日本語が堪能な先生なので、ちょっとした日帰り旅行のいち行程として取り入れるのもいいかもしれません。
この料理教室の特徴は、農場見学ができること。立地を生かし、提携している農場や家庭菜園に足を運び、台湾の旬の野菜や有機農業、薬膳などについて学ぶことができます。
料理自体は台湾の郷土料理をベースに、スープ、主食、おかず、デザートとフルコースの作り方を教わります。
さらに、食事の後には台湾茶に触れる茶席が設けられていたり、実際に自分で茶葉を焙煎したりと、最後の最後まで楽しむことができる内容となっています。
珈藍可廚坊 Karenko cooking class
先住民族の文化が残る花蓮にある料理教室で、メニューも先住民族に昔から親しまれてきたものとなっています。
市場巡りから案内してくれるのですが、花蓮の豊かな自然のなかで育った野菜は、見たことのないものも。
ワクワクしながら調理し始めると、見た目もきれいな料理が次々にできあがります。

引用:公式Facebook
主に中国語、英語のクラスとなりますが、先生方は日本人の受け入れ経験もあり、なによりも優しく、温かい方たちなので、いい思い出になること間違いなしです。
台湾・東海岸ならではの食文化に興味がある方にぴったりの料理教室です。
郭元益糕餅博物館
台湾の老舗お菓子メーカー「郭元益(クォユェンイェ)」が主催する料理教室です。ここでは、パイナップルケーキに特化したクラスがあるんです。
焼きたて熱々のパイナップルケーキを食べることはなかなかないので、かなり貴重な機会です!
日本語、英語、中国語、韓国語と参加者に合わせて説明してくださり、所要時間も2時間なので、友達と気軽に参加できます。

引用:公式Facebook
実際に参加した様子はこちらの記事。
台湾の料理教室に参加するときの注意点
気軽に参加できる一方で、事前に確認しておくと良いポイントがいくつかあります。
今回は、予約時にチェックしておきたい点を3つまとめました。
エプロンは必要?
調理器具や具材は基本的に料理教室が準備していますが、エプロンに関しては教室によって違うので、事前に確認しておきましょう。
また、小籠包づくりやパイナップルケーキ作りでは、小麦粉や生地が服につくこともあるので、汚れてもいい服や腕まくりがしやすい服装で行くのがおすすめです。
予約は必須?
台湾の多くの料理教室は、事前予約が必須となっています。
特に週末や連休、特別メニューのクラスは埋まりやすいので注意が必要です。小規模な教室では、少人数制を採用しているところもあるので、旅行日が決まったら早めに予約しておくのがおすすめです。
食物アレルギーをもっていても参加できる?
馴染みのない料理やレシピとなるため、食物アレルギーがある場合は事前に伝えておきましょう。
完全対応が難しい場合もあるので、予約前に確認しておくのがおすすめです。
また、素食の食文化をもつ台湾らしく、ベジタリアン対応している料理教室もあるので、気になる方はぜひ。
まとめー「台湾で食べる」から「台湾で作る」へ
美味しいものにあふれている台湾ですが、せっかく訪れたからこそ、「食べる」だけでなく「作る」という楽しみ方も、実はあるのです!
料理のレシピを学べるだけでなく、自分の好きな台湾料理についてより深く知れたり、先生との会話や調理を通して台湾文化の新たな発見に出会えたりするのも、料理教室ならではの魅力です。
また、自分で作った料理を食べた瞬間や、一緒に参加した人たちとの交流は、きっと台湾旅行の特別な思い出になるでしょう。
次の台湾訪問では、「台湾で料理する」という体験も楽しんでみてはいかがでしょうか。
記事執筆:シャンシャン
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筆者プロフィール

シャンシャン
美麗!台湾学生ライター
幼少期から中華圏に縁があり、大学で中国語を専攻、台湾で半年間インターンシップを。
台湾の「飾らない」一面が好きで、宜蘭を10時間ひたすら探索したり、オフシーズンの緑島を自転車で回ったり…。
現在は日本で楽しめる台湾コンテンツやグルメを日々探し中。
