台湾には個性豊かな離島が点在していますが、なかでも圧倒的な人気を誇るのが、台湾本島から飛行機で約1時間のリゾートアイランド・澎湖(ポンフー)諸島。
美しいエメラルドブルーの海、歴史ある街並み、ダイナミックな自然景観など、“世界遺産級”とも言いたくなる絶景スポットがぎゅっと詰まっています。
アクセスもしやすく、グルメ、マリンアクティビティ、絶景巡りまで一度に楽しめるため、初めての台湾離島旅にもぴったり。ベストシーズンは4月〜夏にかけてで、海開きとともに島全体が南国ムードに包まれます。
そして、近年「澎湖といえば花火大会!」として定着しているのが、毎年開催される「澎湖国際海上花火フェスティバル」。
2026年はなんと、日本の国民的人気アニメ『ドラゴンボールZ』とのスペシャルコラボが実現! 会場では花火と連動したドローンショーや大型フォトスポット、限定グッズ、テーマ演出などが登場し、大きな話題を集めています。
せっかく澎湖を訪れるなら、花火大会だけでなく、島ならではの絶景や歴史スポットも満喫したいところ。
今回は、これから澎湖旅行を計画している方に向けて、おすすめ絶景&人気スポット10選に加え、澎湖旅を快適に楽しむための注意点もあわせてご紹介します!
澎湖花火大会2026 テーマは『ドラゴンボールZ』

2026年の澎湖国際海上花火フェスティバルは『ドラゴンボールZ』とコラボ!
会場周辺では交通規制が行われ、多くの来場者でにぎわうため、人気日程は早めの行動がおすすめ。花火シーズンの澎湖は航空券が非常に取りづらくなるため、旅行を予定している場合は飛行機とホテルの早期予約が安心です。
【馬公市・観音亭会場】
5/4~6/25|每週 月・木曜日
6/30~8/25|每週 火曜日
花火は夜9時からスタートし、その前にはライブやステージイベントも開催。入場無料。
【離島会場】
望安:6月6日(土) 綠蠵龜觀光保育中心旁廣場
七美:6月13日(土) 南滬港旁廣場
吉貝:6月27日(土) 漁港旁廣場
【地方限定回】
風茹音樂季~茹你所願:6月20日(土) 湖西沙港村天后宮旁廣場
西嶼遊記:7月4日(土) 西嶼三仙塔景觀台
白沙鄉漁農樂活-丁香魚季:7月18日(土) 白沙北海遊客中心旁廣場
最新情報は、澎湖県政府の澎湖國際海上花火節Facebook(中国語)や、澎湖travelもあわせてご確認ください。
澎湖おすすめ絶景&人気スポット10選
1.雙心石滬(ダブルハート)【七美島】

海の中に2つのハートが出現!? 澎湖に行くなら必ず巡りたい場所
澎湖屈指の絶景スポット。「石滬(せきこ/せきし)」とは、海の浅瀬に石で囲いを造り、満潮時に入った魚を、潮が引いた時に閉じこめて捕らえる伝統漁法の一種です。澎湖は世界でも特に「石滬」の数と密度が高いことで知られています。
干潮時にくっきりと海に浮かぶ2つのハートの姿はなんともロマンチック。カップルや新婚旅行で訪れる人も多く、国内外から観光客の絶えない人気スポットです。満潮時にはハートの形が見えにくくなるため、事前に天候や干潮時刻をチェックしておくのがおすすめです。
住所
2.七美嶼小台湾【七美島】

小さな台湾が見える! 台湾好きにはたまらない絶景スポット
長年にわたり波に浸食されたことで、まるで台湾本島の形のように見えることから「小台湾」と呼ばれている海蝕台地。
前述の雙心石滬と同じ七美島の東側に位置しているため、セットで巡るのがおすすめです。人工的に造られた雙心石滬と、自然が長い年月をかけて生み出した小台湾。対照的な2つの絶景を一度に楽しめるのも魅力です。
海の青さと岩肌のコントラストも美しく、台湾好きなら思わず写真を撮りたくなる人気スポットです。
住所
3.網垵口沙灘【望安島】

エメラルドグリーンの海と白い砂浜が広がる、望安島を代表するビーチスポット
望安島にある透明度抜群のビーチ。白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がり、離島ならではの静かな時間を味わえる人気スポットです。
遠浅で波も比較的穏やかなため、海辺をのんびり散歩したり、景色を眺めながらゆったり過ごすのにもぴったり。晴れた日には空と海の青が溶け合うような絶景が広がります。観光地化されすぎていない素朴な雰囲気も魅力で、澎湖の自然の美しさを存分に感じられる場所です。
住所
4.池東大菓葉玄武岩【西嶼】

まるで巨大なパイプオルガン!? 自然が生み出した壮大な玄武岩スポット
かつて港の建設工事中に砂の下から姿を現したと言われる、有名な柱状玄武岩群。整然と並ぶ六角形の岩柱は迫力満点で、澎湖を代表する絶景のひとつです。
何百万年も前の火山活動によって形成されたもので、近くで見ると自然の力の壮大さを実感できます。夕方には西日が当たり、黄金色に染まる玄武岩の景色も幻想的。道路沿いから気軽にアクセスできるため、初めて澎湖を訪れる人にもおすすめの人気スポットです。
住所
5.池西岩瀑【西嶼】

まるで岩でできたナイアガラの滝!? 壮大なスケールに感動
澎湖を代表する景色の一つ、台湾政府の定める暫定世界遺産にも指定された「柱状玄武岩群」。何百万年も前に溶岩が冷え固まってできた玄武岩の崖がいたるところで見られ、なかでも壮大なスケールの池西岩瀑の景色は圧巻です。
池西岩瀑の「瀑」は「滝」を意味し、その名の通り、高くそびえたつ玄武岩柱の姿がまるで大きな滝のように見えます。干潮時には全貌を見ることができ、海沿いには潮が引いた時だけ現れる道もあります。時間帯によって景色の印象が変わるため、干潮時間を確認して訪れるのがおすすめです。
住所
6.二崁聚落保存区【西嶼】

昔ながらの澎湖の暮らしと街並みが残る、レトロな伝統集落
赤瓦やサンゴ石を使った古民家が並ぶ、澎湖を代表する歴史保存地区。清朝時代から続く伝統建築が今も残されており、まるで昔の台湾にタイムスリップしたかのような景色が広がります。
路地を歩くと、ピーナッツ菓子や杏仁茶などのローカルグルメを楽しめる小さなお店も点在。どこか懐かしく、ゆったりとした空気感に癒やされます。
近年はフォトスポットとしても人気で、澎湖の自然だけでなく文化や暮らしも感じられるおすすめスポットです。
住所
7.澎湖跨海大橋(南側)【西嶼】

白沙島と西嶼島を結ぶ澎湖のシンボル! アーチ型ゲート(奥)と魚のオブジェ(手前)
白沙島と西嶼島を結ぶ、澎湖を代表するランドマーク「澎湖跨海大橋(澎湖跨海大橋)」。
全長約2.5kmを誇る海上橋で、青く広がる澎湖の海の上を一直線に走り抜ける絶景ドライブスポットとして人気です。
現在の橋は1996年に再建されたもので、澎湖観光では欠かせない定番スポットのひとつ。橋の両端にはフォトスポットとして有名なアーチ型ゲートがあり、多くの観光客が記念撮影を楽しんでいます。夕暮れ時には海と空がオレンジ色に染まり、昼間とはまた違った幻想的な景色を楽しむことができます。
地図
8.奎壁山地質公園【湖西郷】

干潮時に海から石の道が現れ、歩いて渡ることのできる「奎壁山」(手前)と「赤嶼」(奥)
「台湾版モンサンミシェル」とも言われる名所「奎壁山地質公園」。台湾では「摩西分海(モーセの海割り)」として知られています。
普段は海によって隔てられている「奎壁山」と「赤嶼」ですが、干潮時だけ海の中から石の道が現れ、その上を歩いて渡ることができます。道が現れるまでの時間は平均30分ほどで、その幻想的な光景を一目見ようと多くの観光客が集まります。
天候によっては歩行できない場合もあるため、干潮時刻や天候を事前にチェックし、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
住所
9.澎湖天后宮【馬公】

澎湖を代表するお寺といえば!
馬公市の中央老街に位置する、台湾でも最古級といわれる媽祖廟(まそびょう)で、航海安全の女神「媽祖」が祀られています。創建は明代までさかのぼるとされ、400年以上の歴史を持つ澎湖の重要な信仰の中心地です。
古くから澎湖は漁業や海上交易が盛んな土地だったため、海の安全を守る媽祖信仰が深く根づいてきました。現在でも地元の人々が日常的に参拝に訪れ、旧正月や祭典の時期には多くの参拝客でにぎわいます。
赤い提灯が並ぶ境内には、繊細な木彫りや石彫刻、美しい屋根装飾など台湾伝統寺廟ならではの見どころが満載。歴史を感じる厳かな空気と、どこか温かみのある雰囲気が魅力です。
周辺にはレトロな中央老街やローカルグルメ店も集まっているため、澎湖観光とあわせてゆっくり散策するのもおすすめです。
地図
10.桶盤嶼【桶盤嶼】

世界遺産級の絶景!交通部観光署澎湖国家風景区管理処 公式HP
桶をひっくり返したような形から名がついた島。この島の玄武岩には他の島では見られない独特な雰囲気があります。先端の丸くなった石柱が島の周りに並んでおり、遠くから眺める景観は圧巻!
島は台地状で、中央は平たんな高台になっています。玄武岩が溶出する際に形成された同心円の空洞は「蓮花台」と呼ばれ、蜂の巣状の玄武岩はもまた世界遺産に匹敵するレベルの絶景です。
澎湖本島からは舟で20分ほどですが、船の便数が少ないため時間や天候をチェックしておきましょう。
住所
澎湖観光の注意点

澎湖島の薬局で酔い止め薬をゲット! 錠剤がおすすめだそうです。
1. 風
とにかく年中、風が強いことで有名な澎湖。日差しが強いため帽子はマストアイテムですが、かぶる際はあごヒモも必須です! 他にもカバンやアクセサリーなど、飛ばされやすいものはしっかり固定しておきましょう。
2.船酔い
各スポットへのアクセスは飛行機や船になりますが、特に舟に乗る際、船酔いしやすい方は酔い止め薬もお忘れなく。便数も時期によって異なるため早めの計画や安心のツアーがおすすめです!
▶おすすめの澎湖ツアーはこちら

毎年多くの観光客でにぎわう澎湖島の花火大会! ぜひ一度は訪れたい台湾の名スポットです。
台湾の離島リゾートとして年々注目度が高まっている澎湖。美しい海と大自然、ローカルグルメ、そして夏限定の花火大会まで、一度の旅で台湾の魅力をぎゅっと体感できる特別な場所。
2026年は『ドラゴンボールZ』とのコラボも開催され、例年以上の盛り上がりを見せる澎湖花火大会。絶景スポット巡りや離島旅を組み合わせれば、忘れられない夏旅になること請け合いです。
ぜひ今年の夏は、台湾の青い海と花火が彩る澎湖の魅力を満喫してみてください!
記事執筆:加賀ま波 (MAHA)
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筆者プロフィール
加賀ま波(MAHA)
台湾大好きライター│ハンドメイド作家
著書に『台湾を自動車で巡る。台湾レンタカー利用完全ガイド』(なりなれ社/KKday・budget協賛)、『慢慢來 あの日の台湾210days』(想創台湾)がある。
2011年、はじめての台湾旅行中に東日本大震災が発生。台湾から見た日本の情景と、自分自身の台湾への無知さとの乖離に違和感を感じ「台湾をもっと知りたい」と思うようになる。同年、嘉義県大林のボランティア活動に参加し、台湾人の温かいおもてなしとキテレツな文化に触れ、帰国後もずっと台湾のことが頭から離れなくなる。その後も渡台を繰り返し、2021年のコロナ禍にワーキングホリデーと留学の夢を叶える。
現在は、美麗(メイリー)!台湾の専属ライターとして、取材執筆、SNS運営、イベント運営などを担当。個人の活動では「想創Taiwan」というブランドを展開、原住民レースなどでオリジナル雑貨を創作し日本各地の台湾関連イベントで販売中。HP・通販/Instagram
