台北からMRTで約30分、川と海と山が交わるノスタルジックな街「淡水(タンシュイ)」。淡水では、中華圏、西欧、日本、台湾といった文化の融合や重なりを感じることができ、台北の喧騒を離れてのんびりと過ごす時間は、癒しのひとときになります。
今回は、そんな淡水をたっぷり楽しめる日帰り旅程、おすすめスポット、必食グルメをご紹介します!
台北から淡水〜日帰りプラン〜
| 10:30 | 台北駅出発(MRT淡水信義線) |
| 11:00 | 淡水駅到着 |
| 11:30 | 淡水老街で食べ歩き、またはローカル食堂で昼食 |
| 12:30 | 歴史スポット巡り(得忌利士商行や小白宮、多田栄吉故居など) |
| 14:00 | 川沿いのカフェで小休憩 |
| 15:30 | 歴史スポット巡り(紅毛城、滬尾砲台) または巫登益美術館へ |
| 17:00 | 夕焼け鑑賞 |
| 18:00 | 淡水駅出発(MRT淡水信義線) |
| 18:30 | 台北駅到着 |
淡水おすすめスポット
ー小白宮(シャオバイゴン)

1860年代に淡水が開港した際、多くの西洋人が貿易や居住のために淡水へ集まり、コロニアル様式の建築が建てられました。
小白宮はそのひとつで、当時は税関職員の邸宅として使用されていました。
この建物の見どころは、回廊上のベランダに並ぶ「半円アーチ」。このアーチにより、建物に開放感が生まれるとともに、白い外観に陽光が差し込み、清らかで優雅な印象を与えます。
庭園の展望台から眺める淡水河の景色は絶景です!
ー多田榮吉故居(ドゥオティエンロンジーグージュ)

引用:新北市觀光旅遊網
日本統治時代、実業家の多田栄吉が住んでいた日本式の木造住宅。高台にあるため、淡水河と観音山を一望できるのが魅力です。
当時としては珍しく水道設備が整っており、台湾の水道事業の発展を伝える貴重な建築でもあります。
日本と台湾の文化が融合する空間で、時間の積み重ねに想いを馳せることのできるスポットとなっています。
ー紅毛城(ホンモウチャン)

17世紀初頭、スペイン人が建設した「サントドミンゴ城」をオランダ人が活用し、城砦を築いたのが紅毛城の始まりです。
当時、台湾の人々は西洋の人を「紅毛」と呼んでいたことから、「紅毛城」と名付けられました。
明代になると淡水は流刑地となり、紅毛城は廃れてしまいましたが、淡水が開港すると、イギリス領事館として再利用され、現在の姿になりました。
英国式住宅と中国様式が融合した独特のデザインで、1984年に一般公開されるようになりました。
ー滬尾砲台(フーウェイパオタイ)

1884年の清とフランス軍の戦争において戦場となった淡水。その経験から、この場所に砲台が建設されました。
淡水は台湾海峡と台北を結ぶ要所で、防衛上きわめて重要な地域でした。敵艦の侵攻を防ぐため、小高い丘の上に築かれたこの砲台は、一度も戦闘に使われなかったため保存状態が良好です。
今では木々が生い茂り、当時この場所から見ることのできた淡水河は見えなくなってしまいましたが、歴史の息吹を感じられる場所です。
ー巫登益美術館(ウーダンイーメイシュグアン)

引用:新北市觀光旅遊網
1875年に建設された建物を改装し、2021年にオープンした美術館。スペイン風のヨーロッパ建築、福建省をルーツにもつ閩南式建築、日本統治時代のレンガ瓦屋根など様々な要素を融合した建築は、ここでしか見ることのできない特別なものです。建物だけでなく、約150年の歴史をもつ庭園も魅力です。
目を閉じて深呼吸をすると、まるで淡水が歩んできた長い時間の流れを全身で感じているかのような気持ちになります。
淡水おすすめグルメ
おしゃれカフェ編
ー朝日夫婦(ジャオルフーフ)

引用:公式ホームページ
行列の絶えない人気かき氷店。
季節限定のシナモンアップルミルクティーや、定番のチョコレートティラミスなど様々なフレーバーが揃っていて、注文を決めるのも一苦労。食べ進めていくと豪華な中身が登場し、驚きと満足感のある一杯です。
ーDOUBLE O’S BAGELS CAFE
2023年にオープンしたベーグル専門店は、台湾の若者を中心に話題沸騰中です。15種類以上のベーグルサンドは、甘党も食事派も自分好みの一つを見つけることができるラインナップ。ぎっしり入ったフィリングと、サクッもちのベーグルが魅力です。
イートインができないので、テイクアウトして川沿いでピクニックを楽しむのがおすすめです。
老街で買いたい、食べ歩き編
ー緣味古早味現烤蛋糕(ユエンウェイグーザオウェイシエンカオダンガオ)

実は「台湾カステラ発祥の地」と言われている淡水。なかでも、台湾の人々から愛され続けているお店がこちらです。
商品はプレーン、チーズ、肉でんぶ、チョコレートの全4種。
他店と比べても、とりわけふわふわな食感と、冷めても長続きする美味しさが評判を呼んでいます。
ー阿香蝦捲(アシャンシャージュエン)
多くの台湾人が淡水グルメとして取り上げていたのが、このお店の「蝦捲(シャージュエン)」。エビとお肉のすり身を春巻きの皮で包み、揚げた一品。ソースはスイートチリソースかニンニク醤油から選べ、ホットスナック感覚で気軽にいただけます。
ー好好食廣東腸粉(ハオハオシーグアンドンチャンフェン)
ここも台湾人に人気なお店で、老若男女問わず訪れるお店です。ちゅるん・もちもちの皮に、お肉やエビ、野菜を包んだ「腸粉(チャンフェン)」は、お店特製の辛味ソースと相性抜群です。ローカルな人たちと一緒にごはんを楽しみたい方、特におすすめです。
ローカル食堂編
ー百葉温州大餛飩(バイイエウェンジョウダフントゥン)

引用:公式ホームページ
創業50年以上のこのお店の看板メニューはワンタンスープです。薄いながらも弾力ある皮が特徴で、ほうれん草や海苔がアクセントとなっています。
ジューシーなローストチキンや手打ちのジャージャー麺などとのセットが人気です。
ー淡水文化阿給(ダンシュイウェンフアアゲイ)

引用:新北市觀光旅遊網
淡水名物の「阿給(アーゲイ)」は、油揚げの中に春雨を詰め、特製ソースで味付けをした料理です。一般的な食べ方は外側の油揚げをあけ、春雨とソースを絡めて食べること。ソースの辛さは好みに合わせて選べます。単品で頼んでちょっとした間食にも、魚のつみれスープを添えて満足感あるローカルランチにもできます。
ちなみに、紹介した上記2店舗はどちらもあの周杰倫(ジェイ・チョウ)が学生時代に通っていたお店として知られています!
まとめ|魅力満載な淡水へ
台北から気軽に訪れることができるのに、独特の雰囲気を持っている淡水。
淡水ならではの歴史、文化、景色、グルメが一日で堪能でき、特別な思い出にぴったりです。
次の台湾旅行では、ぜひちょっと足を伸ばして、淡水の風を感じてみるのはいかがでしょうか。
記事執筆:シャンシャン
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筆者プロフィール

シャンシャン
美麗!台湾学生ライター
幼少期から中華圏に縁があり、大学で中国語を専攻、台湾で半年間インターンシップを。
台湾の「飾らない」一面が好きで、宜蘭を10時間ひたすら探索したり、オフシーズンの緑島を自転車で回ったり…。
現在は日本で楽しめる台湾コンテンツやグルメを日々探し中。
