市場には台南の魅力がいっぱい!

台湾全土

台湾南部に位置し、台湾で最も古い都市とされる「台南」。
年間を通して暖かな気候や豊かな食文化、歴史ある街並みなど、魅力に溢れています。
そんな台南の魅力がぎゅっと詰まっているのが「市場」です。
今回は、朝から晩まで楽しめる、さまざまな「市場」についてご紹介します。

人々の暮らしが交差する、台南の市場

まずは朝市へ

台南駅から歩いて15分ほどの場所にある「鴨母寮市場」。

鴨母寮市場

朝7時からお昼ごろにかけて営業しています。
肉や魚、果物や野菜などの生鮮食品から衣料品まで、多様な商品が並んでいます。
色鮮やかな景色が広がり、歩いているだけでわくわくしますね!

色鮮やかなお花が並んでいます
新鮮な食材の数々から、台南の食文化を感じることができます

市場内のご飯屋さんや周辺の屋台、朝食屋さんなど、朝ごはんを食べるのにもぴったりの場所です。

屋台グルメを買って、食べ歩きもおすすめです
周辺には朝ごはん屋さんも数多くあります

昔ながらの手作りプリン、一つから購入可能です。なんと特大サイズもあります!

鴨母寮阿婆布丁
一つ23元です(2025年12月現在)
やさしい甘さと卵の風味が香る、懐かしいプリンです。

市場は建物の裏側にも続きます。
みなさんバイクで買い物にくるので、交通安全には十分お気を付けください。

所狭しと駐輪されるバイク、生活文化を感じられます。

日持ちするお菓子や生活雑貨のお店、古着屋など、ちょっとローカルなお土産探しもおすすめです!

なんと50元でメイドイン台湾の古着も見つかります。
台湾ならではの生活雑貨、お土産にいかがでしょうか

新旧の魅力が入り混じる「永樂市場」

「鴨母寮市場」から10分ほどで「永樂市場」に到着します。周辺には観光名所もたくさんあるので、お散歩に最適です。

永樂市場

一階には麺や牛肉湯、豆花など、数々の美食が集まっています。

ずらっと並ぶ看板は、2024年にリニューアルされました。

台湾南部の名物として知られる碗粿(ワーグイ)。米粉を溶いたものを肉やきのこと合わせて蒸した料理です。モチモチとした食感が印象的で、甘いタレやワサビなどの薬味をかけていただきます。

赤い看板とイラストが目に留まります
甘めのタレと鮮やかな緑のわさびをかけました

建物は二階建て、奥に進むと階段があります。

階段が見えてきます
目印の通りに進みましょう

少し暗くて不思議な雰囲気…。階段を登っていくとお店と住居の両方が混ざり合った空間が。一階の伝統的な美食のイメージとは変わり、カフェやバー、衣類や雑貨店など、新しく開店したお店が多く立ち並んでいます。

開放的な空間です
お店の看板やドアを探してみましょう
猫に出会えることもあります

手芸用品をおみやげに

「永樂市場」からまっすぐ進むと、「西門市場」が見えてきます。
雑貨やスイーツのお店が並び、週末にはフリーマーケットが開催されることも。

西門市場

この奥を進むと、

布市と書かれた目印があります

台湾南部最大の手芸市場があります。

市場内にはぐるりと一周、手芸店が並んでいます

リボンや布など、台湾製のものも多く販売されています。
また、ほとんどの商品が一尺(約30㎝)から購入可能です。
台湾旅行を思い出しながら、小物づくりをしてみてはいかがでしょうか? 手芸好きの方へのお土産にもぴったりです!

さまざまなデザインのリボンが豊富に揃っています
お土産に人気な花布もたくさんあります

今年8月にリニューアルオープンした「西市場」が隣接しています。
1905年から続く市場で、かつては南部最大の公設市場だったことも。こちらにもたくさんのスイーツやお土産があり、見どころ満載です!

西市場

夜のすがた

また少し進んで「友愛市場」へ。

友愛市場

朝は生鮮食品や朝食屋さんがにぎわう伝統市場。夜は18時ごろからドリンクスタンドやスイーツ、バーなど、違った形でにぎわいを見せます。

可愛いランタンやライトなどの装飾を見ているだけで楽しい気持ちになります
「深夜食堂」と書かれた提灯もあります

昨年10月にオープンしたクレープ屋さん。パリパリとした生地が特徴の美味しいクレープと可愛いグッズが大人気のお店です。

Tomato crepes
ピーナッツとバナナのトッピングを選びました

まだまだ魅力溢れる台南の市場

このほかにも、台南にはたくさんの市場があります!
伝統的な暮らしや空間の継承も、次々と生まれる新たな文化も市場から。地元の方々と一緒に果物を買うのも、おしゃれなカフェでくつろぐのも、全てここで叶います。
「市場」にて、台南の魅力を見つけてみてはいかがでしょうか?

写真には写らない匂いや音、いろいろな感覚で台湾を楽しむことができます

記事執筆:さら

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筆者プロフィール

さら
高校1年生の時、学校のプログラムに参加し、はじめて台湾を訪れた。言葉も習慣も分からない私を温かく迎え入れてくれたこと、日本と台湾の似て非なる街並みやそこに漂う空気感に強く心惹かれる。同年に2度目の台湾へ。
2度目の渡台以降、コロナ禍の渡航制限によって、旅行したい気持ちを堪えることに。その期間を活かし、音楽や映画、ドラマなどを通してさまざまな魅力を発見しながら、台湾華語の学習を開始した。
渡航制限解除後は何度も台湾を訪れ、台湾に住まないと気が済まないという気持ちが生まれる。そして、2025年5月末よりワーキングホリデーを利用し台南での生活を始める。大学で写真を専攻していたこともあり、台湾での路上スナップ撮影が好き。

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