【台湾女子一人旅】持ってきてよかったもの15選&持ち物リスト完全版!

カルチャー

台湾の魅力に惹かれて、一人旅に出かける女性が増えています。街を気ままに歩き、ローカルごはんを味わい、オシャレなカフェでのんびり。治安がよく、交通もわかりやすいから、自由で心地よい時間を楽しめるのが、台湾一人旅の醍醐味です。

でも実際に行ってみると、台湾ならではの気候や環境に「これ、持ってくればよかった!」と思う瞬間も。突然のスコール、効きすぎた冷房、ホテルに歯ブラシやパジャマがない……など、事前に知っておくだけで旅の快適度はぐんと変わります。

今回は、台湾を何度も旅してきた筆者が実体験から厳選した「持ってきてよかったもの15選」と「持ち物リスト」をご紹介。台湾女子一人旅を心から楽しむためのヒントをお届けします。

持ってきてよかったもの15選

1.現地通貨 + 国際ブランドのクレジットカード

台湾のお金(マスト!)

台湾でもキャッシュレス化が進んでいますが、個人商店や屋台、タクシー、地下鉄の自動券売機など、現金しか使えないお店やシーンもまだまだたくさんあります。そんなときに備えて1日1万円を目安に現地通貨を持っておくと安心。心配な方は日本で両替えしておく手もありますが、手数料が高くなってしまうため、空港に着いたら現地の銀行かATMで両替えするのがベスト。
逆にクレジットカードが使えるお店や施設も多いため、国際ブランドのクレジットカード(Visa、Mastercard、JCBなど)も持っておくと安心です。

2.SIMカード/eSIM

SIMカードと、取り出し用ピン

一人旅なら常に地図や交通手段を確認するので、ネット環境は必須。
特にコスパの良いeSIMは、ネットで事前に購入し、台湾に着いてから設定だけすればすぐに使えるので便利かつ時短にもなります。現地で電話も使いたい方は台湾の電話番号がついたSIMカードもおすすめ。SIMカードの場合はSIM取り出し用ピン(安全ピン等)があると帰国時に便利です。

3.折りたたみ傘/レインポンチョ

いざという雨に、折り畳み傘があると便利

台湾はスコールや通り雨が突然来ることが多いです。特に台北や基隆などの北部は降水確率もほかのエリアに比べるとかなり高め。軽い折り畳み傘や、コンパクトに折り畳める薄手のポンチョがバッグにあると重宝します。

4.モバイルバッテリー(充電器)

充電器の充電も忘れずに

長時間の観光でスマホが電池切れ……といった危機を避けるために、容量控えめでも1つ持っておくのがおすすめ。機内の預け荷物には持ち込めないので必ず手荷物に入れましょう。

5.軽めの羽織り(カーディガン・薄手ジャケット)

暑いのはなんとかなるけれど、寒いと旅の楽しさ半減します

日本に比べると温暖な気候の台湾。南部は冬でも半袖で過ごせるエリアもあるほど温かい台湾ですが、逆に暑い日こそ、ショッピングモール、地下鉄、カフェなど室内で冷房が効きすぎて寒いことがあります。また、日中は暑くても朝晩は冷えることもあるので軽めの羽織りを忍ばせておくとかなり重宝します。

6.歯ブラシ/歯磨き粉

歯ブラシ、忘れるとちょっと悔しい

2025年より政府の規定により、ホテルでのアメニティ無料配布が禁止となりました。一部のホテルでは配布されていることもあるようですが、歯ブラシは基本ないと思っていたほうがよいです。困ったら台湾現地でなんでも手に入るので忘れても大事にはならないものの、旅先の貴重な時間とお金を有効活用するためにも歯ブラシを含むアメニティ類は必須アイテムです。

7.パジャマ

お気に入りのパジャマは、けっこう大事!

意外と忘れがちなのがパジャマ。台湾のホテルはパジャマがついていないことも多く、冷房が効きすぎたり、虫に刺されるのを防ぐためにも、薄手でも長袖のルームウェアがおすすめ。着慣れたリラックスできる服で旅の疲れをしっかり癒しましょう。

8.サンダル

意外と役に立つビーチサンダル

屋内外の移動が多い台湾では、脱ぎ履きしやすいサンダルが便利。ホテル内や足裏マッサージ、夜市の屋台などでも活躍します。温泉や海辺など、いざというシーンでも使えます。長時間使わない場合は使い捨ての安いビーチサンダルでOK。かさばらないよう軽くて通気性がよく軽いものを選びましょう。

9.ヒモつき帽子

帽子は、たまに飛びます!

強い日差し対策に帽子は必須。風が強い日もあるため「ヒモつきタイプ」が安心です。旅の途中でレンタル自転車に乗るなどサイクリングする際もやはりヒモつきが◎。カフェ巡りや散歩など、写真映えもして旅気分を盛り上げてくれます。

10.消毒スプレー/ウェットティッシュ

使う頻度、サイフより多い!

室内・屋台・交通機関と、人混みや密になりやすいシーンが多め。自分の手をふくだけでなく、夜市など屋台のテーブルに残った食べのものの汚れや、トイレの便座など衛生面で安心できるアイテムとして準備しておきましょう。

11.かゆみ止め&虫よけスプレー

かまれた後に後悔します

台湾は暖かい気候で、蚊が多い地域もあります。夜市や公園、屋外カフェでは刺されやすいので、携帯サイズのスプレーがあると安心。かゆみ止めもセットで持つのがおすすめです。
節約したい方は自宅にあるものを持っていくのがベストですが、台湾の強敵「小黒蚊」という蚊の一種で嚙まれるとひつこい痒みを引き起こす厄介な虫には、日本の虫よけスプレーでは効かないそうなので、暑い夏場に自然の多い場所に行く際は、台湾で「小黒蚊」に対応したものを買うのもおすすめです。

12.折り畳みエコバッグ/ビニール袋

旅の快適さを大きく左右するから、袋って大事。

エコ文化が進んでいる台湾は、お店でのビニール袋は有料です。少し大きめの折り畳みエコバッグがあると荷物整理にも便利で、旅行お土産を買うときにも重宝します。
また、台北の夜市やローカルな市場でごはんを食べた際など、ちょっとした食べ物を持ち運んだり、食べ終わったごみを入れるビニール袋も合わせて準備しておくと便利です。

13.ドリンクホルダー

ある旅を経験したら、ない旅に戻れないかも

台湾ではテイクアウトのドリンク文化が盛ん。コンビニやドリンクスタンドでよく使うので、マイホルダーがあると手がふさがらず便利。旅中けっこう頻繁に使うので、カバンの持ち手にひっかけてすぐに取り出せるようにしています。

14.旅行用サコッシュ/軽めのショルダーバッグ

ファスナー付きで防犯対策も!

貴重品(パスポート、スマホ、交通カード、現金など)を入れて身につけておけるバッグは「安全+移動のスムーズさ」の両方に貢献します。
ほかの外国に比べスリなどの強盗被害は少ないですが、特に観光地などの人混みでは、そうした犯罪がないとも限りません。貴重品は必ず目に見える範囲で体に身に着けておくのが安心です。

15.雨・汗に強いウォータープルーフのメイクアイテム

日焼け止めはケチらず、たっぷりぬろう

暑い台湾で歩き回ると、汗・湿気・雨などで、気が付けばメイクがくずれることもしばしば。もういっそのことメイクをしないという選択肢がラクなのですが(笑)、せめて台湾で欠かせない日焼け止めは雨・汗に強いウォータープルーフがおすすめ。ちょっとした雨ぐらいなら大丈夫なメイク・日焼け止め・リップなどがあると気分も上がります。



ここまでは、 “旅を快適にしてくれるアイテム” を中心に選んだ15選です。
特に台湾は「暑さ・湿気・突然の雨」との付き合い方がカギ。軽くて実用的なアイテムを揃えておくと、安心して旅を満喫できます。

そして、ここからは実際に筆者がいつも活用している「持ち物リスト」です。
旅の仕方や、行く場所、季節によっても必要なものは変わってくるかと思いますが、ひとつでも参考になるものがあれば嬉しいです!

台湾旅の持ち物リスト

手荷物

□パスポート(期限3か月必要)
□航空券(eチケット)
□現金(約1万円/1日)
□クレジットカード(国際ブランド)
□交通カード
□スマホ
□モバイルバッテリー
□エコバック
□ビニール袋(ジッパー付きもあると便利)
□ドリンクホルダー
□ウェットティッシュ
□ポケットティッシュ
□ハンカチ
□筆記用具・メモ帳
□化粧品(日焼け止め必須)
※液体は100ml以下 透明の袋に入れる
□eSIM(またはSIMカード)購入
※SIMカードの場合はSIM取り出し用ピン(安全ピン等)があると帰国時に便利
□靴は動きやすいスニーカーが◎

トランク

□ヒモつき帽子
□折りたたみ傘/レインポンチョ
□軽めの羽織り(カーディガン・薄手ジャケット)
□かゆみ止め・虫よけスプレー
□サンダル
□汗拭きシート
□マスク
□衣類一式
□パジャマ
□タオル
□アメニティ(歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー、リンス、化粧水類、化粧落とし等)
□生理用品(必要に応じて)
□メガバッグ(お土産たくさん買う用)
□常備薬(絆創膏、風邪薬、消化胃散、とんぷく、酔い止め等)

事前にやっておくこと

★パスポートの有効期限が3か月残っているか確認
★航空券/e-チケットの内容確認
★宿泊予約の確認
★ホテルの住所(漢字)をスマホにメモ
⇒タクシーの乗る際などに見せるだけですむので便利
★お土産リスト
★オンライン入国登録(出国3日前より入力可)
https://twac.immigration.gov.tw/

旅のアドバイス

★「パスポート」「サイフ」「スマホ」この3つがあれば最悪なんとかなります。
★夜市や街歩き、ローカル食堂利用も想定して、「貴重品は身近に」「荷物は最低限」が安心です。
★あると便利なものはたくさんありますが、ほとんどのものが現地調達できます。「荷物を最小限に」を優先したい場合は、わざわざたくさん持っていかなくても大丈夫です。
★“おしゃれ重視”で荷物を増やすより、動きやすさ・安心感・現地対応力を優先すると旅が快適になります。
★現地では「急な雨」「冷房の効きすぎ」「思わぬ買い物量アップ」が想定されるので、それに備えたアイテムが効きます。

快適な台湾女子一人旅を!

女子一人旅は、自由気ままに過ごせる最高のご褒美時間。
けれど、気候や文化の違いから「これ、持ってくればよかった!」という小さな後悔もつきものです。今回紹介したアイテムは、そんな“あるあるトラブル”を防ぎ、旅をもっと快適にしてくれるものばかりです。

軽くて実用的なものを選べば、荷物も気持ちもぐっと身軽に。ただし大切なのは、完璧を求めすぎず、忘れ物もトラブルも「旅の思い出」として笑える余裕を持つこと。

自分にとって必要なものだけを整えて、あとは思いきり台湾の空気を感じに出かけましょう!


筆者プロフィール

加賀ま波(MAHA)
台湾大好きライター│ハンドメイド作家
著書に『台湾を自動車で巡る。台湾レンタカー利用完全ガイド』(なりなれ社/KKday・budget協賛)、『慢慢來 あの日の台湾210days』(想創台湾)がある。

2011年、はじめての台湾旅行中に東日本大震災が発生。台湾から見た日本の情景と、自分自身の台湾への無知さとの乖離に違和感を感じ「台湾をもっと知りたい」と思うようになる。同年、嘉義県大林のボランティア活動に参加し、台湾人の温かいおもてなしとキテレツな文化に触れ、帰国後もずっと台湾のことが頭から離れなくなる。その後も渡台を繰り返し、2021年のコロナ禍にワーキングホリデーと留学の夢を叶える。

現在は、美麗(メイリー)!台湾の専属ライターとして、取材執筆、SNS運営、イベント運営などを担当。個人の活動では「想創Taiwan」というブランドを展開、原住民レースなどでオリジナル雑貨を創作し日本各地の台湾関連イベントで販売中。HP・通販Instagram

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