淡蘭古道のロングウォーク・ハイキング実録レポート

台北近郊

台北からちょっと足を伸ばして開放的なハイキングトレイルへ!

今回のブログでは記者が体験した淡蘭古道のロングウォーク・ハイキングの実録レポートをお届けします。
今回のハイキングは新北市政府さんのご招待です!

早起きが苦手な記者ですが、この日は午前6時に起床しました。
台北市内から車で2時間移動します。

ドライブ間は雨が降りそうな雲行きだったので少し不安でしたが、十份をすぎて建國の街に入る頃には青空が広がっていました!

登山口近くの小さな寺院の前に駐車し、トレッキングポールを準備したらいざ出発!
今回は地元の歴史家であるウーさんにツアーリーダーを勤めていただくことになりました。
ウーさんの解説によると、今日歩く淡蘭古道は19世紀半ばの台湾で淡水と宜蘭を結ぶ道として作られたとのこと。今は高速バスであっという間に移動してしまう距離ですが、数日間かかった時代もあったのですね。

淡蘭古道の名前の由来も、淡水と宜蘭を結びつけたためそのように命名されたそうです。
台北市内の木新路も木柵と新店を結ぶという意味で同じ仕組みで名付けられていますし、日本の青函トンネルも同じですね。

新北市の滝、森林浴、ハイキング

現代の淡蘭古道はハイキングや森林浴で人気のハイキングトレイルになっています。
何日かかけて全体を歩くことも可能なのですが、今回は金瓜石本山地質公園のすぐ南の農村の双渓地区を中心に歩くルートにしました。

トレイル自体はよく整備されていますが、台北に近いエリアと比べると使い込まれていないようで、ところどころ泥や植物で歩きにくいところがありました。
この日は朝方に雨が降っていたので、さらにぬかるみが深かったです。

奥に進んで泥っぽい道を抜けると、岩の多い地面を上り下りする道になりました。トレッキングポールを持ってきていて良かったです。
トレッキングポールがない人たちは傘を使ったりと苦戦していたみたいです。

記念撮影をしたりと楽しみながらハイキングを続けます。
グループリーダーのウーさんが川や滝を丁寧に解説してくださいました。

午後1時ごろ、川に面した土地の神様「土地公」の廟と、小さな福德宮というお寺で休憩をとりました。
綺麗なお寺でしたが、私たち以外に参拝の方はいらっしゃらなかったです。
ハイキングの主催者である新北市さんから提供されたロール状のもち米団子や、ドライフルーツ、プレッツェル、ヒマワリの種などでおやつにします。
ウーさんによると、午後のハイキングは午前中よりも短めで、道も楽になるんだとか!

しばらく歩いていくと、「大阿姨 古早味餐飲」の看板を発見。
今は営業していないレストランのようですが、興味深いです。


深い竹やぶや小川、小さな滝などを通過して、記者一行は淡蘭古道の終わりまで戻ってきました。

そのあとはお迎えの車に来てもらい、ローカルレストランへ!
伝統的な台湾料理のお店で、えび、川魚、鶏肉、地元産野菜のごちそうが楽しめました。

8キロもの道のりを歩いたあとだったのでお腹もぺこぺこです。
写真を確認したりしながらゆっくりご飯を食べます。

食事が終わったら車で西へ一路、台北市内へと戻ります。
台北動物園周辺の高速道路に到着する頃にはすっかり暗くなっていました。
台北101と台北市の都会の夜景が、なんだかいつもと違う輝きを持って感じられた帰り道でした。台湾観光など日本からのツアープランやご相談はお気軽に!

(本記事はTaiwan Sceneより転載許諾を得て翻訳・掲載しています。オリジナルのコンテンツはTaiwan Sceneにて掲載しています。)

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