国立政治大学留学記(私費留学・寮暮らし)

留学
国立政治大学華語文教学中心への一年間の留学記です。大学でのサークル活動の様子や、留学中のお休み期間の旅行などを詳しく語って頂きました! 学食などの写真もたくさん。台北で日本人の少ない学校に留学するメリットなど、必見です。

プロフィール

・名前  JSW(早稲田大学 中国語学習会)
     韓国出身、早稲田大学正規留学生(2019年卒)

墾丁夜市に行きました!小籠包が大好きです。

 

・年齢  25歳

・留学時の学年  大学3年生と大学4年生の間に休学して留学しました。

・留学先の学校・学部(コース)名  国立政治大学 華語文教学中心(NCCU CLC)

・留学期間  2017年春学期~2017年夏学期

 

留学の動機

・中国語を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

中国人の友人と親しくなったことが大きいです。また、これからの東アジアでは中華圏の影響が大きくなると思ったことも理由のひとつです。

大学1、2年生の頃から学校近くの寮に住んでいて、日本人だけでなく留学生も住んでいたので自然と国際交流が好きになりました。特に中華圏から来た留学生(中国、台湾、香港、マカオ)と親しくなったことで中国語に対しても自然に興味を持つようになりました。

 

・留学先に台湾を選んだ理由を教えてください!

私が台湾を留学先に選んだ理由は大きく3つあります。

1.台湾の映画が好き。

『あの頃、君を追いかけた』、『私の少女時代』、『言えない秘密』といった台湾を舞台にした映画を通して、自然に台湾の街並みや食べ物を直接体験してみたいと思うようになりました。
また、旅行ではなく留学をすることで、じっくり台湾の文化を体験したり、普通の旅行客が行かないようなマイナーな観光スポットを訪れたいと思うようになりました。

2.台湾の音楽が好き。

私たちが中国語の音楽に接する際、一番最初に聞くことになる曲の多くが台湾の音楽です。私は中国語を勉強する際に音楽を聴くという方法を使いました。YouTubeで周杰倫(Jay Chou)の音楽を聴き始めたのですが、自然に次の曲を再生してくれるYoutubeシステムで様々な台湾のアーティストの曲を聴くようになりました。例えば台湾のラップアーティストの玖壹壹などです。

3.両岸関係(台湾人と中国人との考え方の違い)を直接体感するため。

留学前に中国人、台湾人と交流しながら、台湾と中国の政治的な課題についても興味を持つようになりました。台湾と中国はお互いを自分の領土として考えていますが、最近の台湾の若者の中では独立することを支持する人が多いと感じています。同じ中国語を話していても、異なる考え方を持っている点に強い関心を持つ様になりました。

 

留学の準備について

・通っていた学校を選んだ理由は何ですか?

一番大きな理由は寮があることでした。大学構内にある寮には家具が備え付けられており3ヶ月約8万円で住むことができる安さも魅力でした。

また、東アジアからの留学生が少ないことも判断材料の一つでした。中国語の習得に専念するために韓国や日本などの東アジアの学生が少ない大学を選びました。

最後にクラスの人数が少ないこと。国立政治大学は台北中心部から離れていることもあり留学生の数が比較的少なく、先生の面倒見が非常に良いです。

クラスの友人達と食事に行った時の写真です。(一番右の美人な方が先生です。)

 

・留学の手配はどのようにしましたか?

書類の準備など必要な手続きは全て自分で行いました。留学エージェント等を利用する方も多いですが一人でも十分出願出来ると思います。

 

・留学にかかった費用はどれくらいでしたか?

一学期が約3ヶ月で、学費は3ヶ月で10万円程でした。その他の内訳はおおよそ以下の通りです。

・学費:10万円(3か月)
・寮費:8万円(3か月)
・一日生活費:約2000円

 

留学中の生活紹介

・留学中の一日(学校がある日)のスケジュール

07:00  起床

08:00  登校(寮から歩いて3分)

12:00  授業終了

12:30  大学の食堂や外で昼ごはん

13:00~ 自由時間(宿題、散策、国際交流)

17:00  サークル(サッカーサークルに所属していました)

19:00  夕食

 

・留学中の住居スタイルを教えてください!

国立政治大学の構内寮でした。(2人1部屋)




・部活やサークル、できるビザの場合はアルバイトなど、授業以外ではどんな活動に参加していましたか?

①サッカーが好きだったのでサッカーサークルに所属していました。

台湾ではサッカーはマイナースポーツで、留学開始当初は知り合いがいなかったこともあり、大学のグラウンドでサッカーをしている学生に「サッカーがしたい」ととにかく声を掛けました。



サッカーサークルの友達との旅行の写真です。



台湾の最南端である墾丁に旅行にいったときの写真です。台湾の海はとても美しいです。

②日台、韓台交流会

国立政治大学の台韓交流サークルの交流会(台日交流サークルも勿論あります)

学外の台韓交流会(台日交流会も勿論あります)

 

・毎日の食事はどうしていましたか?お気に入りのご飯屋さんなどぜひ教えてください!

大学の食堂が安くて美味しかったので大学で食べることが多かったです。







寮の食堂が好きすぎて店長とも親しくなりました。(おまけのおかずも沢山いただきました!(笑))

学校の食堂以外ではとにかく夜市が好きでした。







台湾といえば夜市ですよね。様々な場所に旅行に行って現地の夜市を楽しみました。


・留学中に困ったことや、または嬉しかったこと・楽しかったことなど、何か一つ印象的なエピソードを教えてください!

楽しかった事は普通の旅行では行けない観光地を数多く訪れたことです。観光客にはあまり知られていない上に交通が不便で行き難い場所に行き、真の台湾を満喫することが出来ました。

太魯閣国家公園     

温泉の町である礁溪(JIAO XI)


反対に困った事もありました。台湾では4月から夏季に入るのですが非常に暑い上、湿度も高いので外に出たくなかったです。とりわけ真昼の日差しは自分の影がなくなるぐらい猛烈です。

また、怪我をした時の病院でのコミュニケーションでは自分の状態をうまく説明することが難しかったです。英語が少し通じました。診察費は大学の保険が使えるので絶対に加入しておいた方が良いと思います。

コンビニの物価が意外と高いことも悩みの種でした。交通費は安いのですが、全体的な物価は思っていたほど安くはなかったです。

 

これから留学しようか迷っている人にメッセージ

・台湾に留学して良かったこと

観光客にあまり知られていない穴場スポットなど様々な場所を訪れる事が出来たこと。

台湾人との深い交流を通して素晴らしい思い出がたくさん出来たこと。留学中に出来た台湾人の友人とは今でも連絡を取り合っています。

台湾人の立場に立って考える力を身に付けられたこと。

 

・留学前に準備しておけば良かったと思うこと

繁体字の勉強。台湾で使用する繁体字は同じ漢字圏である日本人にとっては習得し易いです。

台湾で流行っている最新の歌を歌えるようしておくと台湾人と親しくなりやすいです。

友達とレンタカー借り旅行に行く際に必要なので台湾で運転できる免許証があると便利です。

 

・台湾で生活するコツ・考え方のアドバイス

台湾人と交流することを怖がらず中国語で頑張って話すこと。台湾は親日国家なので優しく聞いてくれると思います。

バス停で待っているだけではバスは止まりません。台湾のバスは日本の様に停まってはくれません。「乗ります!」という意思を手を振って少し大げさに示すことが大切です。私は留学当初そういったことを知らずに何度もバスを逃してしまったことがあります。

臭豆腐は臭いけど、揚げ臭豆腐はなんとか食べれる。

台湾人と親しくなり易いので台湾語(閩南語)の挨拶は知っておいて損は無いと思います。

 

・留学中にもっとしておけば良かったと思うこと

もっと沢山の場所に旅行に行きたかったです。夏場の暑い時期に部屋から出なかった日が多かったのが心残りです。当時日本に彼女がいたのですが台湾人と恋愛をしてみたかったなという気持ちもあります。

 

・帰国後の台湾との関わり方

Facebookで留学中に出来た台湾の友達とメッセージのやり取りをしたり、日台交流会に参加するなどしています。

 

・これから留学を考えている人へのメッセージ

台湾は美味しい物が多く、自然が豊かな上、日本人にも優しいです。中国語が勉強出来るだけではなく様々な体験が出来ます。留学が出来るのは学生時代だけです!言葉では説明しつくせない私が台湾で経験した台湾の温かさ、友情、好意を是非みなさんにも体験して頂きたいです!

海角七号の撮影地で忘れられないサッカー部の友達と撮った一枚です。

 
 
 
 
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