国立台湾大学留学記(私費留学、一人暮らし)

留学
国立台湾大学語文中心への一年間の自費留学の留学記です。住む場所へのこだわりや、留学にかかったお金などを細かく語ってもらいました! オススメのご飯屋さんなども紹介します。

プロフィール

・名前  K


台湾人の友達と台東の初鹿牧場に行った時

・年齢  22歳

・留学時の年齢(学年)  20歳〜21歳(大学2年)

・留学先の学校・学部(コース)名  国立台湾大学語文中心 常季課程

・留学期間  2017秋学期〜2018夏学期

留学の動機

・中国語を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

高校生の頃から習い事として中国語を始めました。きっかけは「この先きっと便利だから習っとき」という母の判断です(笑)

学んでいるうちに中国の歴史や文化も好きになり、大学の専攻は中国文学専攻を選択しました。

 

・留学先に台湾を選んだ理由を教えてください!

大学在学中に中国語をもっとブラッシュアップしておきたくて、留学に行こうと思いました。台湾を選んだのは、中国留学に比べて治安面や気候・環境などの心配が少なかったのが1番の理由です。

当時、日本にいるおじいちゃんの具合があまり良くなくて、台北なら1日何便も飛行機が出ていることも安心ポイントでした。

また、海で遊ぶのが好きなので、南国で夏の長い台湾を選べば、学校がお休みの時にたくさん海に入れるかなという期待もありました。旅行で前に行ったこともあって、美味しい食事も目当てでした!

留学の準備について

・通っていた学校を選んだ理由は何ですか?

台湾で一番有名な大学なので、質の高い授業に期待していました。また、日本に戻って経歴を書いたりする時に有利かなと思いました。知り合える台湾人にエリートが多いかも!とも思っていました(笑)

 

・留学の手配はどのようにしましたか?(エージェント、自分で…等)

右も左もわからなかったので、留学エージェントを使いました。

 

・留学にかかった費用はどれくらいでしたか?

一年間の学費154100元+家賃(マンション)140000元+食費だいたい80000元で計37400元くらい、1元3.6円で計算して約140万円くらいです。雑費を入れていないので、実際はもう少しかかっています。

留学中の生活紹介

・留学中の一日(学校がある日)のスケジュール

10:00 起床

11:00~12:00 MRTで紅樹林〜公館まで移動。座れるので宿題をしたり、本を読んだりする。

12:00~15:00 授業。コンビニか近くのお店で朝ごはん兼昼ごはんを買って、授業の間に食べる。


台湾大学名物・台湾大牛乳と校内のパン屋さんのパンで朝ごはんです。

15:00~20:00 クラスメイトとお茶をしたり、図書館で勉強したり。合間に晩御飯も食べる。晩御飯を自炊する日は、もう少し早めに帰る。

20:00〜21:00 移動   

21:00〜    フリータイム・就寝

 

・留学中の住居スタイルを教えてください!


最初に住んでいた国際学舎の部屋です。乙女趣味で恥ずかしいです(笑)

語学学校生だったので寮はありませんでした。最初は台北国際学舎という民営の寮のようなものに住んでいたのですが、2ヶ月で引っ越してしまいました。

どうしてもバスタブがついていてキッチンがあって駅から徒歩圏内で快適そうな部屋に住みたかったので、家賃を考えてMRT淡水駅の一つ前、紅樹林という駅のマンションに住んでいました。家賃は月12000元でした。台北市内でこの値段でこのクオリティにはならないので、高くはないと思います。

通学に1時間以上かかるのですが、自分なりの優先事項をしっかり考えて選んだので満足していました。台湾の友人にはよく「遠い!」と驚かれていましたが…。

 

・部活やサークル、できるビザの場合はアルバイトなど、授業以外ではどんな活動に参加していましたか?

あまり活発な方ではないので、サークルのようなものには参加していませんでした。それでもなんとなく知り合いの紹介などで気の合う台湾人の友達が増えたので、結果的に大丈夫だったなと思っています。

アルバイトは、バイトができる居留証を取っていなかったのでできませんでした。きっとできていたらもっと中国語が上手くなっただろうなと思います。台湾の正規の大学に通っていた日本人の友達は日本語の家庭教師のバイトなどをして楽しそうでした!

 

・毎日の食事はどうしていましたか?お気に入りのご飯屋さんなどぜひ教えてください!

予定がなくて一人の日は、家にキッチンがあったので晩御飯は自炊することが多かったです。食材は、お肉類はお家の近くの全聯というチェーンのスーパーで、野菜は好きな八百屋さんが淡水にあったのでそこで買っていました。

台湾では一家に一台あるという伝統的な調理器具「電鍋」を友達からもらったので、電鍋のレシピ本を買って色々挑戦して、とっても楽しかったです。


大手メーカー「大同」の電鍋は2層になっているタイプが便利です!

外食なら一人火鍋が大好きでした!錢都刷刷鍋というチェーンのお店などが好きでした。


火鍋は野菜がたくさん取れるのもいい点だと思います。

 

・留学中に困ったことや、または嬉しかったこと・楽しかったことなど、何か一つ印象的なエピソードを教えてください!

冬休みにバスに乗って阿里山に遊びに行ったのが思い出深いです。可愛いレトロな列車の阿里山鉄道に乗って、山の上から日の出を見たのは感動しました。生産地で飲む本場の阿里山烏龍茶も、お茶好きならぜひ飲んで欲しい味でした。


阿里山鉄道終着駅の祝山です。台湾でもっとも標高が高い鉄道駅だそうです。
台湾では珍しく、冬には雪も降ります。

これから留学しようか迷っている人にメッセージ

・台湾に留学して良かったこと

本当に暮らしやすい、良い所でした。日本ではよく体調を崩す私が、滞在中の一年間は一度も風邪を引きませんでした!

中国語は間違いなく上達しましたし、日本以外にも帰りたい場所ができたのも嬉しいことでした。たくさん学び、考え方も視野もとても広がったと思います。

 

・留学前に準備しておけば良かったと思うこと

台湾の歴史や文学はもっと勉強しておけば、最初から色々なことが理解できたかな、とは思います。私の場合は滞在中にどんどん学びたい欲が湧いて、日本語で読める本が少なくて少し困りました。


留学前のパッケージング中の写真です。何を持って行ったら良いかわからずに、ピクニックシートなどが入っています(要りませんでした)。大体のものは日本製品含め現地で買えるので身構えなくて大丈夫です!

 

・台湾で生活するコツ・考え方のアドバイス

よく日本人ばかりと話をするな、という話を耳にしますが、それが正しい訳でもないと私は思います。

台湾人の友人を作るのも大切ですが、日本人の知り合いが一定数いると帰国後に「同じ時期に台湾に留学していた日本人」というコミュニティができていて、台湾関係で何か聞きたいことや協力をお願いしたいことがあるときにすごく頼もしいコネクションになります!

出会う人みんなを大切にするときっといいことがあると思います。

 

・留学中にもっとしておけば良かったと思うこと

ある程度中国語の日常会話ができるようになってしまうと、やっぱり成長が止まってしまうので、しっかり言語交換のパートナーを見つけて、時間をきちんと取って難しい内容を討論するとか、綺麗に新聞記事を朗読するとか、もっと上級の会話練習をしておけば良かったなと思っています。

言語交換の相手は間違いなく台湾にいる時の方が楽に見つかります!なぜなら街に歩いているのはほとんど台湾人なので。

 

・帰国後の台湾との関わり方

台湾・香港向けに日本の観光情報を提供しているWebサイトを運営している会社「ジーリーメディアグループ」でインターンとして勤務しています!

社員さんも半数ほど台湾人、日本人の社員さんも台湾にゆかりのある方が多く、とても楽しい環境です。台湾留学に行かなければご縁がなかったと思うので、留学にいく決断をして本当に良かったなと思っています。

 

・メッセージがあれば

行けばきっと台湾のことを好きになってもらえると思います。
ぜひ台湾での留学生活を楽しんでください!


台湾屈指の米どころ・お弁当で有名な池上での写真です。
留学中はぜひたくさん旅行に行ってくださいね!

 
 
 
※記事中の各情報・価格・レートなどは記事製作時の情報です。
 
タイトルとURLをコピーしました