台湾留学のビザ申請について

留学

海外に長期滞在するに当たって避けられない問題の一つ、ビザ。
渡航に当たって絶対にビザを発行しなければいけない国もあれば、ある日数以内ならビザなしで滞在できる国もあります。

台湾の場合はどうなるのか、ビザ申請の手順、更新や延長などの手続きを一挙にまとめてご紹介します!

1.90日以内で出国する場合

台湾は、日本人の場合入国から出国までが90日間ならばビザの申請は不要です。

観光目的以外で台湾に来る場合、例えば90日以内の短期留学の場合も同じくビザは申請しなくて大丈夫。

これを利用して、3ヶ月ごとに出国している日本人留学生も実は多く見られます。

必ず日本に帰らなくてはいけないという訳ではないので、香港やマレーシアなどにいく場合も。

筆者の友達にもそのやり方をしている留学生がいて、「出国のたびに飛行機などの費用はかかってしまうが、旅行のきっかけにもなる」と言っていたました。

ビザの申請が面倒なのでそうしているというタイプも居ることは事実。

ちなみに、台湾に何日間ノービザで滞在できるかは渡航者の国籍によって異なります。

現在、フィリピン、タイ、ブルネイ、ロシアは14日間、マレーシア・シンガポールは30日間。

筆者は留学中にタイ人のクラスメイトとこの話題になって、それぞれ台湾との国際関係に思いを馳せるきっかけになったりもしました。

2.ビザが発行できる学校で、90日以上滞在する場合

台湾教育部の認めた学校に通う場合は、語学留学用のビザが発行できます。

台湾の発行するビザは「停留」と「居留」の二種類があります。

まずは「停留」を発行してもらい、滞在延長の必要がある場合は期日がすぎる前に「居留」に切り替えるというステップを踏むのですが、ここが少しややこしいです。

ビザを発行してもらう場合は、渡航前に日本で台湾の領事館の役割をしている「台北駐日経済文化代表処」で申請を行います。

台北駐日経済文化代表処は、横浜、大阪、福岡、那覇、札幌に分所があるので便利なところを使いましょう!

語学の勉強のために滞在する場合、必要なものは以下の通り。

1、旅券及びその写し1通:申請時に残存期限が6ヶ月以上

2、一般ビザ申請書1通(本人の旅券と同じ署名が必要)

◎2012年4月から申請書はウェブサイトで作成することになりました。

専用ウェブサイト(https://visawebapp.boca.gov.tw)にアクセスして個人情報をオンライン登録し、PDF形式のビザ申請書(一式二枚)をプリントアウトの上、署名欄にパスポートの署名と同じ署名をし、必要な書類を添付して窓口に提出すること。

3、証明写真2枚(3.5cm x4.5cm、申請日前6ヶ月以内に撮ったもの)

4、留学先の学校の入学許可書原本とその写し1通

5、銀行または郵便局の残高証明書原本1通(発行機関の印鑑の押印或いはサインがあるもの)とその写し1通

(発行日から3ヶ月以内のもの)(50万円以上)

6、学習計画書1通(中国語学習の動機と学習計画)

7、査証手数料(「旅券、査証、証明関係手数料」のページ参照)

8、所要日数:翌日発行(休館日を除く)(状況によりそれ以上の日数を要する場合もある)

引用元:停留査証 – 台北駐日経済文化代表処

台湾で学生ビザの発行が可能な学校リストは随時更新されているので、公式のページをチェックしましょう!わからない場合は学校のHPにもビザに関する記述がある場合が多いです。

先ほど触れた「停留」と「居留」については以下のように書かれています。

滞在期間は60日又は90日となりますが、それ以上の滞在を希望する場合の在留更新が可能です。詳しくは內政部入出國及移民署あるいは各県(市)に配置される移民署のサービスセンターにお問い合わせください。なお180日も滞在した後の滞在延長を希望する場合、居留査証への切り替えが必要となります。詳しくは外交部領事事務局まで。

引用元:停留査証 – 台北駐日経済文化代表処

つまり、180日以上の滞在の場合は

語学学生ビザ(停留ビザの一種)で入国→90日経過→延長手続き→180日経過→居留ビザへの切り替え

という手順になということです。やや複雑なので、こちらの記事でビザ申請の体験談を掲載しています!

3.ビザが発行できない学校で、90日以上滞在する場合

民間の運営している語学学校や、大学付属の語学学校でも週に15時間以上の授業という条件を満たしていない場合は学生ビザの発行はできません。

その場合は、学生ビザ以外のビザを申請するか、ノービザ滞在で出入国を繰り返すかの二択になります。

ノービザ滞在で出入国を繰り返す場合は、本記事の「90日以内で出国する場合」と同じように、90日ごとに出国する必要があります。

または、学生ビザ以外のビザを申請する場合は、ワーキングホリデーのビザを申請するという選択肢もあり。

詳しくは「ワーキングホリデー査証 台北駐日経済文化代表処」のページに記載があります。

18際以上30歳未満という年齢制限がありますが、ワーホリのビザで渡航するとアルバイトもできるようになるので、台湾での生活の幅も広がるのでこちらもとてもおすすめです!

まとめ

以上で紹介してきたように、台湾で語学を勉強する場合のビザ申請は、

・ノービザ滞在

・語学の勉強用のビザを申請

・ワーホリのビザを申請

の三つに大まかに分けることができます。

少し複雑な書類が必要になることもあるので、よく読み込んで確認しましょう。

自分でこなそうと思うとなかなか大変なビザ関連ですが、やり遂げれば楽しい留学生活が待っています!

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